病む月 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475845

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  • 【幸福とは何なのか。そんな抽象的なことを常に頭の片隅で考えつつ、考えても考えても出ない結論に見切りをつけて、女たちはとりあえず今日という日をしのいで生きる。身を守りながらも放埒に、飛翔しているはずなのに堕落しながら、生きるのである。】

  • 金沢を舞台にした10の短編。
    色んな女の物語があってどれもおもしろかった
    玻璃の雨降る が1番好きやった
    単純な思考回路で生きとる男とは違って
    複雑な感情を内に秘めて
    女はそれぞれの生き方をしよるんやなと思った

  • 金沢を舞台にした
    短編集
    方言もあり良かったです♪
    唯川さんの本は
    スラスラと読めます(´˘`*)

  • 金沢を舞台にした、十人十話の女の物語。どこかで少し足を踏みはずし、知らぬ間に転がり落ちていってしまう。私とも地続きのようでおそろしいけれど、目が離せないそんな物語でした。

  • これは一年おきに読んでも、毎回新しい発見があると思う。

  • 金沢を舞台にした10編の短編。
    世にも奇妙なの原作で使われた過去が届く午後も収録されている。過去に貸したものを次々と送り返してくる元同僚。最後に送り返してきたものは...。

  • すべてが予想可能すぎて、短編昼ドラを見ているかのようだった。

  • 2003年(底本1998年)刊行。著者でもブラックな女性を描述するのか、と意外に思った作品。個人的には、唯川作品で一番好きかも。まあ、何気に小池真理子氏を意識している感は否めないが。

  • 金沢

  • 再読。嫌な女、怖い女、狡い女……著者の故郷である金沢を舞台にした女たちの物語。中でも屈指の怖さの「過去が届く午後」の印象が強くて他の作品を忘れかけていたが、どれもきちんと面白かったし、切ない話もあった。

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