- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087475845
感想・レビュー・書評
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【幸福とは何なのか。そんな抽象的なことを常に頭の片隅で考えつつ、考えても考えても出ない結論に見切りをつけて、女たちはとりあえず今日という日をしのいで生きる。身を守りながらも放埒に、飛翔しているはずなのに堕落しながら、生きるのである。】
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金沢を舞台にした10の短編。
色んな女の物語があってどれもおもしろかった
玻璃の雨降る が1番好きやった
単純な思考回路で生きとる男とは違って
複雑な感情を内に秘めて
女はそれぞれの生き方をしよるんやなと思った -
金沢を舞台にした
短編集
方言もあり良かったです♪
唯川さんの本は
スラスラと読めます(´˘`*) -
金沢を舞台にした、十人十話の女の物語。どこかで少し足を踏みはずし、知らぬ間に転がり落ちていってしまう。私とも地続きのようでおそろしいけれど、目が離せないそんな物語でした。
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これは一年おきに読んでも、毎回新しい発見があると思う。
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金沢を舞台にした10編の短編。
世にも奇妙なの原作で使われた過去が届く午後も収録されている。過去に貸したものを次々と送り返してくる元同僚。最後に送り返してきたものは...。 -
すべてが予想可能すぎて、短編昼ドラを見ているかのようだった。
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再読。嫌な女、怖い女、狡い女……著者の故郷である金沢を舞台にした女たちの物語。中でも屈指の怖さの「過去が届く午後」の印象が強くて他の作品を忘れかけていたが、どれもきちんと面白かったし、切ない話もあった。