- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087476965
感想・レビュー・書評
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「彼女はまだ四年しか経っていないと言い、
私は四年も経っていると感じているのだった。
彼女は愛がないと訴え、
私は愛が豊富にあったと錯覚していた」
男のひとの嫉妬もあんまり女のひとの嫉妬と変わらないのかしらと思いつつ,やっぱり男性の視線からの恋愛小説はいまひとつ私はわからないです..
どうして,男性の書く小説は,
お色気たっぷりの女性と清楚な女性の対比があって,いつもそこで間にはさまって苦しむのかしらね.
と,ドライに思ってしまう.
なーんかな....不自然な小説.
辻さんの作品は途中で変わりましたよね〜うーん.
だけど,その不自然さは美しさから由来しているのかなとも思います.
文章一文一文の意識された美しさ,ゆえに,この作品はいまいちバランスがとれてない.
そのアンバランスさが,「たまらん」と思うひとと,「ふーん」と思うひとに分けるのかしら.
香水の香りに,好き嫌いがわかれるようなものでしょうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛する彼女は友達と浮気をしているんじゃないか…
そういう不安にかられているときに、友達の妻から話をもちかけられる
「二人は浮気をしているから、私たちもしましょう。」
独占できないと知りながら
相手を欲しがる…
ある日彼女から あることを言われ―… -
ニオイフェチの私にはよくわかる。(笑)
でも、嫉妬という感情はあまり持ち合わせてはいない。
主人公が、相手の動物的な体臭(フェロモン?)に見せられている様子、
それは読んでいて共感するところがあった。 -
嫉妬って
一番動物的で嫌な感情だと思う
でも
誰にでもある。 -
辻仁成はそこそこの変態だと思う。
そしてまた、香りに対する『記憶』がテーマ。
なんだろね、この人。
薄っぺらい話やったけどまだ許せるかなぁ -
愛についての張りつめた問いが続く、狂おしく、ピュアな恋愛小説
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嫉妬しない恋なんかなぃ…
でも、これ読んで香水のチカラを知りました。 -
嫉妬っていう言葉には、「女」という漢字が入っているから、嫉妬するのは女だけかと思いがちだけど、実は男の人のが嫉妬深いのかもって思った。
ちょっとエロティックだけど、読み進むにつれ、興味深さが増していく。大人の恋愛というものを悟れる一冊。
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ドラマになりましたね。
嫉妬と香りが絡まってなんともいえない空気をかもし出してる感じでした。
最後のくだりがなんか知らんけど印象に残った。 -
私にとって非現実的な設定であったが、共感できる部分は多かった。区切りが多く、さくさくと読むことができた。