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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087478730
感想・レビュー・書評
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現代医療、生命倫理について鋭く書かれていて興味深く読めました。けど、扱う内容の割りにはあんまし重い雰囲気ではなくて、エンターテイメントっていう感じが。そこが良くも悪くもあったかな。
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2005/11/12 読了(小説)
とびぬけた技術と知識を要する産婦人科医・岸川が人の生死にも関わる異常な医療行為を行っていく小説の上巻。
不妊に嘆く夫婦や大病におびえる患者たちを、非道ともいえるエンブリオ(ネタバレしないように解説なし^^)の培養など行いながら、大手術を成し遂げ救っていく。彼のしている医療行為の是非を問うことはたやすくないが、彼の目指す医療のあり方には、考えさせられることも多い。
一流の医療技術を克明に描く筆者の力量にも惹きつけられるが、その反面、血や手術の話が苦手な人には辛いかも。
私は医療系の実話も小説も好きなので、興味深く読めました♪。
文庫は上下巻になりますが、下巻の後半の終わり方がちょっぴり物足りない気もしました。もう少し問題提起をするなりして終わってほしかったかなぁ。でももっと他の作品も読んでみたいと強く思いました。とてもよかったです。