- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087485073
感想・レビュー・書評
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読むのは2回目。
前回はハードカバーで読んで、今回は文庫。
文庫版にはハードカバーにあった気持ち悪い感じの絵のインサートがなかったのが残念でした。
5感を刺激する感じの、後味の悪い作品ばかりが集まった短編集です。
「おお、これで終わっちゃうの?」的な終わり方をする作品もありますし、基本的にもやもやします。ギリギリグロテスクには行かないまでもきわどい描写もあるので、苦手な方にはお勧めしません。
ただ、私は嫌いではないです。
日常がちょっとだけ狂ってしまって、そこに潜む恐怖をじわりと浮かび上がらせてくれます。
解説が安孫子武丸さんなんですが、なるほど安孫子さんの書くホラー短編にテイストが似ている気がしますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝昼抜きで痛そうなものは読まないようにしよう。
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悪夢をみることは、
世界は壊れることに等しい。
あなたは狂気と恐怖に、
陥ってしまうのだ。
もう、逃げられない。
目覚めることはできない。
なぜなら、
それは、
現実に、
起こっていること、
なのだから。
いつの間にか、
悪夢と、
現実が、
入れ替わっている。 -
短編集。
「あわせ鏡に飛び込んで」の方がよかったです。 -
2011.05.06~7
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今までよんだ井上 夢人さんの作品は長編だったので、短編でなんだか拍子抜けです。むにゃむにゃしてるイメージでした。
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ホラー短篇集。
似たようなジャンルの「あわせ鏡に飛び込んで」のほうが好きかな。 -
なんとなく後味の悪い話。クラインの壺っぽいんですが、短編なので主人公に感情移入する前に終ってしまうので、あっさりと読み捨てられるかなあと。
ゴールデンケージが一番好きです。 -
井上夢人が好きな人は「らしいよね」って感じな短編集。
軽く読めて「世にも奇妙な物語」が好きな人はグイグイ読めるのではないでしょうか。 -
短編のお話が5つ詰まった小説で、日常にありえそうな怖いお話です。
今でも私はふと、この中の「ゴールデンケージ」という話を思い出して怖くなる時があります。(怖くて私が1番好きな話です)
帯には『読めば二度と眠れない。眠れば二度と目覚めない』と書いてありました。
面白いですよ!