あくむ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 478
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485073

感想・レビュー・書評

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  • 読むのは2回目。
    前回はハードカバーで読んで、今回は文庫。
    文庫版にはハードカバーにあった気持ち悪い感じの絵のインサートがなかったのが残念でした。
    5感を刺激する感じの、後味の悪い作品ばかりが集まった短編集です。
    「おお、これで終わっちゃうの?」的な終わり方をする作品もありますし、基本的にもやもやします。ギリギリグロテスクには行かないまでもきわどい描写もあるので、苦手な方にはお勧めしません。
    ただ、私は嫌いではないです。
    日常がちょっとだけ狂ってしまって、そこに潜む恐怖をじわりと浮かび上がらせてくれます。
    解説が安孫子武丸さんなんですが、なるほど安孫子さんの書くホラー短編にテイストが似ている気がしますね。

  • 朝昼抜きで痛そうなものは読まないようにしよう。

  • 悪夢をみることは、
    世界は壊れることに等しい。
    あなたは狂気と恐怖に、
    陥ってしまうのだ。
    もう、逃げられない。
    目覚めることはできない。
    なぜなら、
    それは、
    現実に、
    起こっていること、
    なのだから。

    いつの間にか、
    悪夢と、
    現実が、
    入れ替わっている。

  • 短編集。
    「あわせ鏡に飛び込んで」の方がよかったです。

  • 2011.05.06~7

  • 今までよんだ井上 夢人さんの作品は長編だったので、短編でなんだか拍子抜けです。むにゃむにゃしてるイメージでした。

  • ホラー短篇集。
    似たようなジャンルの「あわせ鏡に飛び込んで」のほうが好きかな。

  • なんとなく後味の悪い話。クラインの壺っぽいんですが、短編なので主人公に感情移入する前に終ってしまうので、あっさりと読み捨てられるかなあと。
    ゴールデンケージが一番好きです。

  • 井上夢人が好きな人は「らしいよね」って感じな短編集。
    軽く読めて「世にも奇妙な物語」が好きな人はグイグイ読めるのではないでしょうか。

  • 短編のお話が5つ詰まった小説で、日常にありえそうな怖いお話です。
    今でも私はふと、この中の「ゴールデンケージ」という話を思い出して怖くなる時があります。(怖くて私が1番好きな話です)
    帯には『読めば二度と眠れない。眠れば二度と目覚めない』と書いてありました。
    面白いですよ!

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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