全一冊 小説 上杉鷹山 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485462

感想・レビュー・書評

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  • 2011/07/31-

  • 童門冬二さんの名作
    素晴らしい改革者
    上杉鷹山
    こんなリーダーになれたら。。。

  • グローバルな現在において、我々に必要なものは、グローバルスタンダードではない。

    きっと外国人からは、日本人ならばどう考えるか?問題をどう捉え、理解し、どんな解決策を導くのかといった視点を期待されるだろう。

    日本人的な考え方・特徴といえば、柔軟性や調整力等がよく挙げられるが、本書の主人公である上杉治憲(鷹山)は、まさしく「日本人の良さ、らしさ」といった要素を具現化したような人物である。

    彼が展開する、マネジメント、組織作り、リーダーシップ等は、ビジネス面においても、学ぶべきことが多く参考になるだろう。

  • 江戸時代の民主主義の御屋形と、継承の、むずかしさの話。

  • 理想像みたいな。

  • 約700頁・・・躊躇したが読み始めれば抵抗なく一気に読破
    歴史書としてはどうかと思うが軽いビジネス書として読めばいいのかなと言う感じ
    いささか尻切れトンボみたいな気もするが、全体としては楽しめる一冊

  • 何度読んでも泣ける…
    経営学にも通じてくみたいやけど、どこまでも目の前の一人の心に灯りを灯していくことを教えられました。

  • 月並みな言葉だが、何度もジーンと来たし、感動した。

    松下電器会長だった中村氏の「これからのリーダーに知っておいてほしいこと」の中で紹介されたのが読むきっかけだった。

    最終章の言葉だけ引用しておく。

    伝国の辞
    鷹山が家督を譲るに当り、藩主の心得として伝授したもの
    一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候
    一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候
    一、国家人民のために立たる君にし君のために立たる国家人民にはこれなく候

    (一、国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって、自分で身勝手にしてはならないものです。
    一、人民は国家に属している人民であって、自分で勝手にしてはならないものです。
    一、国家と人民のために立てられている君主であって、君主のために立てられている国家や人民ではありません。)

  • 2012年28冊目。

    700ページの厚さに最初は臆したが、気が付けば一気に読み終わってしまった。
    米沢の名君上杉鷹山(治憲)をの治世を描いた歴史小説。
    非常に読みやすいので、歴史嫌いな方にもおすすめ。

    藩の収入の80%以上が人件費にあてられ、借金も重なる財政状況。
    養子として藩主となった鷹山に対する、古くから上杉家に仕えてきた古株の偏見・妨害。
    逃れることのできない天災、天命の飢饉。
    数々の危機を乗り越えた鷹山の手腕に学ぶところは多い。
    小説なので、どこまでが史実の言葉や出来事なのかは定かではないが、
    たとえ空想の部分があるにしても、
    ■深い内省
    ■自らの足で草の根を歩く姿勢
    ■広く衆知を集める謙虚
    リーダーシップの大切な要素を次々に実例で披露してくれる。

    「この人物を追いたい」と、強く思う。
    関連書籍を探ります。
    米沢にも必ず足を運びたい。

  • 私のブログへ
    http://tatsuya1970.com/?p=644

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著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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