分身

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087740318

感想・レビュー・書評

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  • 赤毛のアンが使われていた。鞠子と双葉の章が交互に出てくる。クローンに関する話。

  • こちらも20年数年ぶりの再読。
    やはり昔ほどの感動はなくちょっと残念。

  • こんなことが現実に起こりうるのか?現代の技術からすれば可能なのかもしれない?と考えながら。
    できれば知りたくなかったであろう真実に少しずつ近付いていくふたり、読んでいて切なくなる。やはり東野さんの作品は読み出したら止まらない。

    【内容紹介】
    私にそっくりな人がもう一人いる。あなたにそっくりな人がもう一人。札幌で育った女子大生と、東京で育った女子大生。宿命の二人を祝福するのは誰か。追跡と逃走の遥かな旅が始まるサスペンス。 

  • 2人には幸せになって欲しいなって思う終わり方だった。


    私にそっくりな人がもう一人いる。あたしにそっくりな人が、もうひとり。札幌で育った女子大生・氏家鞠子。東京で育った女子大生・小林双葉。宿命の二人を祝福するのは、誰か。

  • クローン技術、倫理、親子愛、人情、マッドサイエンティストなどなど。

    昔叶わなかった片想いの女性のクローンが自分の娘になると思うと、、、その気持ち分からんでもない。

    「あー、こんな時人はこんな気持ちになるんかなー」って感じで面白かった。

  • 2人の、いや3人のまったく同じ顔の女性が可哀想だった。

    政治にそういうものを利用するのは、時代がいくら変わろうと、文明がいくら発達しようと変わらないのだな、と思った。

  • 分身ってこうきたかっ!という感じです。

  • 札幌の大学に通う、氏家鞠子18歳。東京の大学に通う、小林双葉20歳。
    「鞠子の章」と「双葉の章」が交互に描かれながら、物語は進む。
    二人の背後に迫る影。二人を結ぶ糸とは、一体何なのか?
    二人はそれぞれに隠された過去を追う。
    そんな二人に手を伸ばす、医師とは名ばかりの人間たちに、怒りが募る。
    二人はそれぞれの人生を生きてきた。それはこれからも変わらない。

  • 最後の最後に、鞠子と双葉が出会う。
    この先、彼女達には幸せに暮らしていってもらいたいと願うように、終わる。。。

    自分とまったく瓜二つの人がいたらどういう心境になるのだろうか。

    東野さんの作品は止める事が出来なくなるくらいに面白い。

  • 突拍子もないがそこはかとなく身近な話題を描くこの人らしい作品で,今回も医学的な話題が提供されておりとても惹かれる作品だった.ただ,これもこの人の作品の特徴であるが,結末が中途半端で,もうちょっと先のところまで描いてほしかった.

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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