- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087754223
感想・レビュー・書評
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S&Mシリーズなど森博嗣作品は前に読み漁ったけど、休筆されて、かなり間が空いてしまった。推理小説からアニメ原作のヤングアダルトに興味が移って、久し振りの森作品もピンとこなかったり(^^;)
シリーズになるのだろうか?主人公の経歴、周辺の人間関係がよく分からない。今回の事件も、S&Mに比べて仕掛けや内容に物足りなさを感じる。雰囲気は好きだけど(笑)なんだか、評価の保留だなぁ・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1作目の方が断然いい
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大富豪の別荘にとまりこみで取材中に起こる殺人事件。頸城悦夫-2。
Fに近い感覚。
C0093 -
一つ、強い印象としては「森博嗣作品の中でも異色の主人公」という感じであった。
森博嗣の作品で特徴的な、どこか掴み所のないない主人公であったが、いつもと違いどこか俗っぽい。「俗っぽい」というのは、言葉が悪いかもしれないが、どこか恋情に振り回される主人公は、これまでにない性格に自分は感じられた。
森博嗣のミステリーはそれほどトリックを明かすことに重点がおかれてない。クライマックスに至っても、読者に任されるところがある。
今回の作品もその傾向があり、どちらかというと主人公の「俗っぽさ」の内情描写が強かった。しかしその俗っぽさからこそ見えたストーリーだったのかもしれない。 -
森博嗣作品には珍しくぼんやりした主人公で新鮮だった。ミステリではないしあらすじを説明しても面白さは1ミリも説明できない、プレゼンしにくい面白さ。
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『ゾラ・一撃・さようなら』の続編。
森さんのハードボイルドはソフトな印象。
女性の登場人物が、皆さん魅力的。 -
誰でも分かる、でも知性を感じさせる会話が小気味よかった。
人がなくなるのに、淡々としていて緊迫感が感じられなかった、ミステリとしてはどうかと思う。
この主人公は森博嗣には珍しく女性のことをいつも考えていて個人的には好きでした。 -
エンターテイメントだけど、ストーリーよりも、文体を味わいたい。
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森博嗣さんの本の好きなところの一つは、タイトルも装丁も素敵なところだと思う。
探偵・頸城氏の視点で描かれる、大富豪の別荘を舞台にしたミステリーだった。ただ、それほどミステリー小説っぽさはなかったように思う。
ミステリーというと事件!推理!謎解き!犯人!みたいな要素を想像する。この本は事件は起こるけど、あまり謎解きに主人公が熱心な感じがしなかった。どちらかというとテレビとかでやっている事件の記録といった印象が強い。
もう一つ思ったのは、主人公のキャラが良い。なんかちょっとズレてるので共感はしづらい人だったんだけど、最後の最後で「あっ、この人好きだな」って思った。
だから是非、最後まで読むことを勧めたい。できれば静かな夜。自室で。