娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091322692

感想・レビュー・書評

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  • 年の差ラブストーリーにしては辛口な人物設定ではありますが、そこがまた味わいがある。

  • 有名企業でバリバリのキャリアウーマンとして働いていた30代半ば・独身のつぐみが、亡くなった田舎の祖母の家でひとり暮らすことを決意するが、その離れには祖母の愛人?だった51歳の大学教授の男・海江田が居座っていた。
    無愛想でぶしつけな海江田のオッサンだが、つぐみには一目惚れしたようでグイグイとくる。
    はじめは飄々とした表情ばかりでどことなく癪に障るつぐみも笑、海江田のペースに乗せられて感情をあらわにし出す。
    二人とも実年齢より若く見えるので、実にキレイなストーリーのように見えてしまうが、実際はもっとエグいよな…(細かい設定は違うけど、なんとなく「センセイの鞄」を連想した。あれは小説で読む分、若者同士の恋には見られない痛ましさや見てるこっちの恥かしさがあって、それがクセになる作品だと感じた)

    しかし、つぐみの身体の曲線が30を過ぎた大人の女性を感じさせる美しさで、それがこの作品に独自の色香を添えている。


    奇しくも30代の女の恋愛を扱った別の漫画を読み終わったばかりだが(「今日は会社休みます」)、あちらは主人公より一回り年下の男、こちらは一回り以上年上の男がそれぞれ相手になる。
    30代で恋愛に対する感性をこじらせちゃうと、同年代の男ではもうどうにもできないのだろうか…なんて邪推してしまうw

  • “「何 言ったんですか?」
    「君とぼく 結婚する予定やて言うといた」
    「あの あのおばさんスピーカーですよ? 明日には町中…」
    「ちょうどええやないか
    昨日も言うたけど 女ひとりで居るより 決まった相手と一緒やと言うほうが
    周りも安心するんと違う?
    君かて 老いたりとはいえ一応若い女なんやから」
    「…し しませんけど 結婚」
    「せやから"予定"と言うといたがな
    ずーっと"予定"と言うといたらええんや」”[P53]

    この人の漫画は知ってたけど読んだことは一冊も無かった。
    今回読めてよかったーときめき。

    Thanks to K.H.

    “「……………死にたい…」
    「どないして死ぬんや」
    「……なんでもいい 裏庭の木からでも飛びおりて死にたい」
    「飛びおりるんやったらこれに入って飛びおり
    君の大きさやったら これに入るやろ
    掃除が難儀や」
    『70ℓの袋に入る人生か…』
    「……ふっ」
    「で どないしたんや なんぞ悩みでもあったんか」
    「…いえ 大したことじゃありません お茶いれますか」”[P.100]

  • <3巻まで>タイトルで何となく選んだ割に、良い意味で裏切られました。この年齢差での漫画では珍しいなあと思いましたが、楽しく読めました。4巻の「結婚」も読んでみたい。

  • 年の差がある恋愛

  • 久々に読んだ少女マンガ。
    あまり共感できる設定やセリフもなく、あっさり読み終わった。
    主人公の仕事が地熱発電の開発ということで、東北大震災前に描かれたマンガなのに、予知されていたようなリアリティーがあった。

  • ちょっと好き!続きが気になります。

  • 西さん、黒髪三十路女好きなのかな

  • 自分で自分を養えるだけの力がある30代半ば女子、つぐみ。祖母が死んだことにより空き家になる家に引越し、1人暮らしをしようとするが、「祖母から離れの鍵を預かっていて、自由に使っていいと言われていた」と言う年上男が現れて・・・。つぐみさんのキャラも面白いけど、海江田さんのキャラもいいなぁ~(* ̄∇ ̄*)。ああいう感じの押しの強さって、嫌いなんだけど、結局は好きになっちゃうだなぁ~。これからが楽しみ~o(*^▽^*)o。

  • おもしろかった!

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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