- Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091338099
感想・レビュー・書評
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胸キュンなのに辛くなってくるなぜ
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切ないようなビックリなような。西さんの作品すごく好きだ。
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全8巻。現実の憂さを忘れたいので苦さは求めていないが、かといって甘すぎるのも興醒めする。そんな難しいお年頃の私に程よく甘美な恋愛妄想です。
40前後の設定なのに皺一つないヨリは20代にしか見えないし、真木の変態的な強引さにヨロめくけど「但しイケメンに限る」思わず突っ込んでしまうし、ラスト近くのメロドラマにはかなり閉口しましたが。
でもなんとかギリギリ甘い気分に浸れました。冷笑しながら読む恋愛マンガにならずに済みました。そこそこ楽しめます。 -
まず。この人が書く舌がエロい。キスシーンの時の舌のタッチだけでごはん1杯いけます。尖った感じが非常にけしからんです!!
そんなわけで、大半の女子はあっさりと真木先生に心を持っていかれること必至。メガネにふわふわ猫っ毛、長い睫毛、骨骨しい身体、そして極め付けに左利き(大事)と来た。正統派じゃないあたりがとても良い。とても良いね!!
女の幸せ=結婚 に歯向かっていく作品と思いきや、逆に全力で肯定している皮肉なザ・少女漫画。中盤の「少女漫画って絵柄は変わりつつも最後が両思いって言うのは変わらないよね」的な台詞がそれを如実に表している。
地味な外見と素っ気ない態度で男を寄せ付けない自分に自信ナシ主人公と見せかけて、誘いにはすぐ乗るし、思わせぶりな態度も取る。それでいて、絶対に自分から好きにはならないし、卑屈でネガティヴ。恋愛に諦めつつも、仄かな期待を抱いている。それも、この歳で白馬の王子様的な。あ〜〜!こ、これは現代のいわゆるこじらせ女子だ〜〜!!
…な主人公に共感しかない。普通あんなイケメン医師(しかも自分にゾッコン)に求愛されたらコロリと言っちゃうけど、こちとらプライドの塊だからね。妻帯者だけどまーいっか、的な遊びじゃ満足できないお年頃だからね。
それでも、結婚って何なんだろうね。と同じ疑問を繰り返す主人公が、1番結婚を望んでいて、それが愛し愛される結婚だっていうのが良いよね。妙に現実的な物語の中で、少女漫画に純粋培養されて育った夢を捨てきれない現代女子にもう一度夢を見させてくれた。
これで、40歳まで独身でも希望が持てる女子が増えた気がします。ありがとう西先生。 -
過去の恋愛を引きずっているっぽいアラフォーのヒロインを追いかけるイケメン精神科医という図式が、今のところ「男の一生」に似ている感じだけど、続きが気になるから2巻も読んでみるつもり。
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8巻までの感想をまとめて。「娚の一生」を読んで、そこからこの作品へ。
少し設定が似ていて、恋に臆病で、でも愛を求めるキャリアのアラフォー女性、岩谷ヨリが、故郷の長崎で精神科医の真木と再会し、求愛を受けながらも思い悩む物語。
真木さんが変態じみていて、キャラ立ちしてますね。福山さんにも通じるものが…。
最終巻のドイツの話は余計な気がしましたが、無事ヨリが幸せになってくれてよかった。 -
最終巻まで発売済みということで、一気に読んでしまった。電子書籍って便利すぎて怖い…!
アラフォー世代の大人の恋愛、不倫を扱っているものの中身は良くも悪くも少女漫画。
愛するってなんだろう。結婚ってなんだろう。
無難なハッピーエンドなのは良かったけど、ドイツからの一悶着がわざとらしくて余分だったな〜色んなことを乗り越えて辿り着いたのに、そこですれ違うっておかしくない!?と、もやもやの最終巻だったので星4つ。
西先生は、まちトムの挿絵時代から気になっていた漫画家さん。舞台設定や絵柄含め、素敵な作品を書く方。軍艦島行ってみたいな〜
女性キャラも悪役?込みで魅力的なんですけど、この人が書く男の人は、年代問わず色っぽくて凄い…