海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

著者 :
  • 小学館
4.42
  • (431)
  • (267)
  • (85)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 2453
感想 : 228
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670533

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文学が偉くてコミックが劣るという意味ではなく、
    コミックだからこそできる、文学小説の風格が
    この作品にはあると思っています。
    映画のような景色が想像でき、
    人の些細な表情や機微をとらえています。
    一巻一巻、姉妹の鎌倉での暮らし、人生を
    温かく照らすように描かれていて、
    読後に、今までにわたしの中にありつつも
    名前のつかなかった気持ちが
    これだったのかと気づかせてくれる、
    コミックコーナーを遠巻きにしている
    読書好きな方にオススメしたい作品だと
    思っています。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「人の些細な表情や機微をとらえています。」
      吉田秋生の持ち味って、スケールの大きな非日常の世界だと思っていただけに、、、この近しい世界はホン...
      「人の些細な表情や機微をとらえています。」
      吉田秋生の持ち味って、スケールの大きな非日常の世界だと思っていただけに、、、この近しい世界はホント素晴しいです!!
      2013/02/27
  • 本当にしみじみと思う。いい漫画だなあ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本当にしみじみと思う。 」
      この言葉がピッタリですね!私は吉田秋生の作品では一番好きです、、、
      「本当にしみじみと思う。 」
      この言葉がピッタリですね!私は吉田秋生の作品では一番好きです、、、
      2012/12/28
  • 良かった。自分の人生を、それぞれが歩んでいて、そんな個々の人が、交錯して、触れあっていく。
    その他愛なくも愛しい人間模様が、ほんとに心にぐっとくるよ。

    私のこれからの人生に、似たようなことあるかもしれないな、そんなときな、吉田さんの描くように、できることを必死やって、頭を悩ませて決断していくことはできるのかな〜って。

    なってみないとわかんないって言われたけど。

    所詮は漫画さフィクションさってへそ曲がりな自分が呟いてるけど、
    ある種の、理想に近しい空気が込められているんだよね。
    平穏で優しい日常が。

  • じわっと涙ぐんでしまう場面もありました。

    人の気持ちの大切さを感じた一作です!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「人の気持ちの大切さを」
      凄く良いよね!
      「人の気持ちの大切さを」
      凄く良いよね!
      2012/12/20
  • 私的には吉田秋生の中で一番好き。

    小学館のPR
    今、一番胸に沁みる珠玉の感動物語、第5巻
    お彼岸の頃、香田(こうだ)家に響いた一本の電話。すずの叔母と名乗る女性は、彼女を捜していたという。会ったこともない親類の出現で、戸惑うすずに三姉妹は…。家族の「絆」と美しい鎌倉の景観を情緒豊かに描いた、大人気シリーズ第5巻!
    https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784091670533

    • yamako0702さん
      続巻を楽しみにしているコミックです。一人ひとりの物語がとってもいいですよね。山国育ちには海の香が新鮮です(笑)
      続巻を楽しみにしているコミックです。一人ひとりの物語がとってもいいですよね。山国育ちには海の香が新鮮です(笑)
      2012/12/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「一人ひとりの物語がとってもいい」
      当り前だけど、それぞれの人生があり、繋がりがあり、気付きと諦めがある。良いも悪いも飲み込んでしまう強さが...
      「一人ひとりの物語がとってもいい」
      当り前だけど、それぞれの人生があり、繋がりがあり、気付きと諦めがある。良いも悪いも飲み込んでしまう強さがある。素晴しいです。
      2012/12/12
  • すずのおばさん登場。幸たち姉妹の気持ちも、残されたすずの気持ちも分かるけど、すずちゃんのお母さんにも相当の覚悟があって出て行ったんだな。
    緩和ケア病棟。この仕事にも覚悟がいると思う。そこに予約を入れたおばちゃん。いい人だったのに。神様はひどいのか、それが運命なのか。

  • 表紙とサブタイトルが好きだなと思いました。

    海猫食堂のおばちゃんの死。
    おばちゃん、あまり自分のことは語らずで、そこがまた人生の重みを感じさせるし、人としての魅力を感じる。独身ってことだったけど、何か理由があっての事だったんだなって思えるところも凄みを感じる。
    我慢強くて、本当にすごい人は多くは語らない。
    でも生き方に現れているし、福田のおじさんを含め、周りの人はそれをわかっていたんだなと思いました。

    看病するもんが病人といっしょにヘタレてしもたら困るのは病人。福田のオジさんと考えが一緒で、なんか自分を認めてもらえたようで、ホッとしました。

    他人の事は他人事でもいい。
    まずは自分の足元をしっかりしないと、他人は助けられないのだから。。

  • 人々のあたたかさを感じる。
    どのキャラも精一杯考え、行動に移していてとても愛おしい。
    海猫食堂のおばちゃんの死は悲しいけど、「お店はなくなっても、おばちゃんの味はなくならない」この一文にぐっと来た。

  • 人には誰にも言えない秘密があって、それを告白して解放されたい気持ち、覗き込みたい気持ち等々色んな思い(思惑?)が錯綜するもんですが、その欲を満たすことの代償を払う覚悟があるか否かということに尽きるんでしょうかね。
    それにしても関西系の人間の表現・設定はちょっと陳腐というか白けるかな。あまりにティピカル過ぎるのも考えものです、はい。

  • 『海街diary ①~⑥』(著:吉田秋生)

    「映画を観る前に原作を読んで!」という先輩からのアドバイスを実行(笑)
    もう何十年振りに漫画を買いました(笑)

    原作が先か、映画が先か・・・
    悩んでるいる方も多いと思います
    私の感想も結果論なんだけど、原作先で良かったかなぁ~

    映画は原作に忠実に進むけど、やっぱり時間の制限があるからか
    はしょられてる部分が多い
    そこを知らずして観るのか、そこを知っていて観るのか
    まぁ、これもお好みってところよね(笑)

    久々に漫画で「早く先が読みたい!」と思えた作品です
    もぉぉ4姉妹の心模様に感情移入して号泣しました!

    どちらが先かはお好みなのでお任せしますが
    是非とも両方楽しんで欲しいなぁと思います!

全228件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×