シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

著者 :
  • 小学館
4.09
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本棚登録 : 2068
感想 : 165
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091825292

感想・レビュー・書評

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  • 『皇国の守護者』の伊藤悠と知ってずっと読みたかった。
    この人は作画だけじゃなかった、作話の力量もめちゃくちゃあるじゃないか!
    3巻まで一気読み。
    だから以下は3巻までの内容が含まれます。ネタバレ注意!

    どうしても「強者=素晴しい」になりそうな冒険物、戦争物において、
    あんなに強くてかっこいいキャラを描いておきながら、
    強さなんて「人殺しの能」と言わせる。
    どうしたって『皇国の守護者』の新城を思い出す。「所詮は人殺しの手管に長けているというだけで」卑屈っぽくそんなこという主人公は初めて見た。

    誰よりも強いシュトヘルが、救われたのは「文字」だった。
    どんなに必死に生きても忘れさられるけれど、唯一、ずっと消えないもの。
    「これさえあれば、明日私が消えても、みんなが生きた証は残るのか」

    弱肉強食、群雄割拠の戦国時代に、本当に強いのは文字だ、と言ってくれたことが、歴史を学んできた者としてそのシンプルな力強さに胸をつかまれてしまった。すごく嬉しかった。

    それは「強さとは別のものさしを見つけて、それに必死ですがり付いているだけ」かもしれないけれど。

    シュトヘルがものすごく魅力的だったので、もしかしてもう会えないのかとすでに寂しいのだけれど、、、どうなるんでしょう?
    スドーもこれからもっと魅力的になってくれることを期待する!

  • 草原には文字はない。
    ___文字は、人を憶えておくために生まれた。遠くにあっても、時を越えても、人と人とが交わした心を伝え続ける……  (P195・196)
    13世紀初頭モンゴル・西夏が舞台。

    文字を伝えていこうと一族を振り切った少年ユルールと仲間を失い、復讐に生きるシュトヘルの物語。


    シュトヘルの設定あとでどうなるんだ。
    狼かっこいい!肉球付き毛皮欲っしい!!……フェイクで。にいちゃんの虎ボウシも良いなぁ~。

  • これは壮大な漫画だな~!

    完結したら一気に読むべきか・・・いや、待てないな。

  • 娘のおすすめで1巻読了。狼のシーンが圧巻。これからの展開が楽しみ。

  • 物語の始まり。これからという感じ

  • この人絵が大好きです。まだまだ序盤だけど次が楽しみだ
    !!ドジっ子可愛い。今度は打ち切りになりませんように・・

  • 現代の男子高校生(不登校気味)がモンゴルの戦国時代?に処刑された女として?タイムスリップ?
    …国名に聞き覚えがあるのに授業内容全く覚えてなくて時代と場所がちんぷんかんぷんなのが悲しい。そして、それなのにここまでワクワクさせられるのが嬉しい。

  • 久々に自信を持ってオススメできる1冊でした^^息をつく暇もなくて、ぐいぐい画に引き込まれます!まだシュトヘルとユルールの昔語りの導入部分だけど、文字を追い掛ける二人と、今後の関係が気になるところです。

  • モンゴルのツォグ族、大ハン、西夏(タングート)…「西夏文字」に魅せられたモンゴル族の皇子とタングート人の兵士・「悪霊(シュトヘル)」の物語。壮大な物語を予感させます。わくわく!前世と現世の設定が必要だったのかどうかは、1巻の段階ではまだわからない…。

  • 先が気になるー!1巻だからまだ導入部分でしかない感じ。ダメダメ兵士のシュトヘルがあんなに強くなるまで何があったんだろう?闘いシーンはちょっと見づらい。狙ってんのかもしれないけど。

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著者プロフィール

伊藤悠(いとう ゆう)
1977年、東京都生まれの漫画家。女性。夫はイラストレーター・漫画家の前嶋重機。代表作に『シュトヘル』。
大正大学出身。1999年『ウルトラジャンプ』27号第1回ウルトラコンペに入選し、29号掲載の「影猫」でデビュー。連載デビュー作は「面影丸」。短期連載や読み切りをいくつか執筆したのち、佐藤大輔原作『皇国の守護者』連載が人気を博し、2006年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推奨作品に。しかし諸般の事情により物語の完結前に連載終了。2008年から『シュトヘル』を連載し、2012年第16回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。

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