- Amazon.co.jp ・マンガ (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091852793
感想・レビュー・書評
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帯表
[MONSTER]の副読本にしてアナザー・ストーリー!!
浦沢直樹全面関与!!
“謎”の答えは、ここにある!!
新発掘!!絵本「めざめるかいぶつ」の原稿収録!!
巻末に収録されている「めざめるかいぶつ」は、難解な内容のため、本編をお読みになってからごらんになることをお勧めします。-浦沢直樹
帯裏
“511キンダーハイム”が壊滅した理由とその過程・・・
“赤いバラの屋敷”で行われていた実験の秘密・・・
双子の母親は、そして、フランツ・ボナパルタとは、何者だったのか・・・
アニメーション「超人シュタイナー」の内容を初公開・・・
不気味なホラー小説「闇のドルン」と、絵本「ねむれるかいぶつ」の中身とは・・・
グリマーのノートに記されたメモを一挙公開・・・
新たに発見された絵本に潜む謎・・・
・・・そして、もう一人の怪物は存在するのか!?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「MONSTER」の副読本。ジャーナリストが登場人物にヨハン事件にかかわるインタビューをして、他のとある事件との関連を指摘するという、MONSTERのアナザーストーリーです。
内容はコワ面白かったです。世にも奇妙な物語的なにおいがしました。現実めいた虚構にドキワクしました。
MONSTERの主要な登場人物が網羅されているので、誰が誰やらこんがらがりそうと思いきや、MONSTERの話に添っていたし似顔絵もついていたので、物語を反復するように読めました。ただ、導入のとある別の事件にかかわる人物が語られるところは誰が誰だかこんがらがりました。顔がわからないからでしょうか?(笑)
それでも、やはりヨハン事件にかかわった健在な人々が話すことは興味深かったです。むしろそれを語るための副読本かと。
そして読後のえもいわれぬ興奮感はさすがMONSTERモノですなあ。 -
タイトルのとおり、コミック「MONSTER」の副読本でありアナザーストーリーという位置づけの本書。なのだけど、これは立派なサイコミステリとして読める一冊だわ。
ドキュメントタッチで語られる「MONSTER」本編物語と、それに絡むもうひとつの事件。どうもこれは実話なんじゃないか、と錯覚しそう(笑)。時代背景などもなかなか緻密に解説されているので、本編読んで分かりにくかった部分も少し解明。そして解き明かされる「もうひとつのMONSTER」。……実を言えばあんまり期待して読んだわけじゃなかっただけに(「MONSTER」登場人物のその後なんかが気になったので読んでみた)、非常に面白く感じた一冊。
ただし難点は、本編であるコミック「MONSTER」を読んでいないと何が何やらまるで分からない点かなあ。「MONSTER」ファンには間違いなくお薦め。 -
病院内での白い巨塔(権力闘争)、猟奇殺人、医療倫理、幼児虐待、東西冷戦構造…。重いテーマと重いミステリーを絡めに絡めた、深い深い物語。これぞまさに大人の知的好奇心をくすぐる漫画と言えるのではないでしょうか。緻密な構成と格好良すぎの一話一話の終わりかたに、改めて全18巻を読み返すたびに唸らされます。
物語に直接は関係ないけれども、グリマーさんの一言「夜のプラハの街って、まるで、おとぎの国みたいだ」が、やたらと印象的です。 -
2009.08.22
MONSTER関連を読むといつも考えさせられる。
「名前」。 -
£1.50
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漫画ではなく小説でした
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これを読んだがために
なまえのないかいぶつ
を探しあるいたんだ
これを全編読んだ後に読むと
あの事件が本当にあったんだと錯覚する
ものすごいリアルに作り込まれている -
緻密。片割れを亡くした母親の話が好き。
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☆ 2004-2001