ロックウッド除霊探偵局 霊を呼ぶペンダント (上) (児童単行本)

  • 小学館
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本棚登録 : 95
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092906044

作品紹介・あらすじ

ユーモラスでとことん怖いホラーミステリー

除霊探偵局とは、霊をふうじこめ、除去することを専門にする会社。
霊の出没騒ぎが各地で起き、霊との接触で死者まで出るようなロンドンでは、除霊探偵局が、活躍している。霊視力にすぐれ、<訪問者>=霊の声を聞きとる能力を持つルーシーが、ロックウッド除霊探偵局にやってきた。霊の声を聞くことのできる少女、霊オタク少年、鋭い勘を持つリーダーが次々に霊も凍る怪事件難事件を解決していく。
彼らにどんな事件が、待ち受けているのか?


【編集担当からのおすすめ情報】
著者のジョナサン・ストラウドは、世界30か国以上で出版され、全世界の売り上げ部数が600万部を記録している大ベストセラー『バーティミアス』3部作の著者です。「バーティミアス」シリーズは、その独創的な設定とキャラクターで、子どもから大人まで読者を魅了しました。その著者による待望の新シリーズが、本作品です。今回は、探偵物。しかし、ただの探偵物ではありません。幽霊を探すという、これまでにない全く新感覚の幽霊ファンタジーです。物語もさることながら、中に登場するユニークなアイテムも魅力的で、またしても最後まで一気読みの一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台はイギリス。霊現象が起きまくり、
    でもちゃんと見て対処できるのは子供だけ。
    そんな世界の話。
    監督する大人がいない子供だけの幽霊退治会社。
    しくじってしまい、起死回生を狙おうと必死にリサーチ。
    そんなところで上巻は終わり。

    展開はあまり早くないが、味があるというか、
    一気にページをめくる感じではないが、
    それなりに。
    下巻も楽しみ。

  • バーティミアスシリーズは、個人的にハリー・ポッターに並ぶほど好きな物語ということもあり、ジョナサン・ストラウドの著作ゆえに手にとってみた。

    物語は、心霊現象が多発し様々な霊が跋扈するイギリスのロンドンが舞台。除霊を生業とするロックウッド除霊探偵局には局長のロックウッド少年を中心に情報調査担当のジョージ、入社したばかりの調査員の少女ルーシーの3人で除霊調査の依頼を受けている。

    とある女性の調査依頼から、その女性の家で遭遇した女性の霊にまつわる事件の真相に迫っていく・・・。


    除霊調査から始まり、ルーシーの視点で物語は進んでいく。
    作者の特徴なのか最初から注釈が多く、例えば霊の種類や除霊道具など注釈で説明され、その都度確認を要するので、除霊調査の臨場感が伝わらずに客観的に読み進めてしまった。
    2章以降から、登場人物の過去や探偵局を取り巻く組織などに触れていくので、徐々に物語の世界観に引き込まれていく。
    設定などは面白いので、今後の展開に期待したい。

  • 『バーティミアス』シリーズが大好きなので、図書館で借りてきました。

    タイトルからわかる通り、心霊探偵ものですね。
    序盤はリズムや世界観を掴むのに必死でしたが、人物像が徐々に見えて来ると、移入しやすくなり、読みやすく、楽しくなってきました。

    児童書?YA作品?なので、上巻の時点ではホラーが全くダメな私でも大丈夫でした。ホラーはダメだけれど、ミステリーやサスペンスはイケるので、そのせいかな??

    未来のイギリスが舞台の様ですが、バーティミアス同様、心霊現象が多発するようになり、その対策で様々なシステムが組まれたパラレルなイギリス。おそらく未来なのですが、どちらかと言うと1800年代後半〜1900年代前半の様なレトロ感が。
    ネットやメトロが出てこなかったり、武器や道具のイメージですかね。

    ヒロイン・ルーシーの視点で話が進みますが、彼女は今何歳くらいなのかしら?13,4歳??私は映画や本の登場人物の年齢が結構気になる質なので、そこが最初に明記されているとすんなり入り込めた気も。

    個人的なことですが、立体空間を文章から脳内再生することが苦手なので、建物内の描写を理解するのにも少々手こずりました。図解が欲しい!私の脳みそが残念なせいなんですけど!!

    ロックウッドの過去が気になるなぁ。
    脳内ではかなり美化しちゃってるかも知れません。ルーシーは体格が良く、かわいくは無い、と言う描写がされているのですが、彼女自身の視点で描かれているため、そこも美化気味。ぽっちゃりと言うことでは無いんでしょうけど、背が高く骨太なんですかね?大柄??こう言う作品の主人公って小柄でガリガリってパターンが多い気がするので新鮮です。
    ジョージはCGアニメ風に脳内再生されています。美化はなし。でも実は三人の中で一番好きかも。

    バーティミアスの時同様、注釈も豊富。無論本作ではバーティミアス視点ではなく、『フィッテス心霊調査マニュアル』風、或いはそれを読み込んだルーシー視点かな?と言うかための注釈。

    これから下巻に突入します!!

  • 10代の3人組だけど、
    評価を気にしたり資金繰りに悩んだりと、大人のような切迫感がつきまとってる。

    青春してない、ビジネス、ビジネス。

    子どものうちは、夜警などの夜の仕事をして、大人になれば、昼の仕事をする世界。
    なんだそれは!理解に苦しむんですけど。

  • 感想は下巻に。

  • 霊障事件が多発するロンドン、というちょっと違う世界で、子どもが活躍する除霊探偵。けっこう怖かった…(i44)

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著者プロフィール

イギリス、ベッドフォード生まれ。7歳から物語を書き始める。子どもの本の編集者をしながら自分でも執筆。「バーティミアス」三部作は世界的なベストセラーになる。著書に『勇者の谷』(理論社)、「ロックウッド除霊探偵局」シリーズ(小学館)などがある。現在は家族とともにハードフォードシャーに暮らしている。

「2021年 『スカーレットとブラウン あぶないダークヒーロー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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