- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093460897
感想・レビュー・書評
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デザインエンジニアリングの話は好きだ。しかし、私はどちらかというともっと人間臭いセールスエンジニアリングの話の方が好きだ。
その点、この本はデザイン論も話していて興味深かった。ただ体系的に伝えるというよりはプロダクトごとに単発で議論しているのでイマイチ分かりにくい。 -
佐藤オオキが行ってきたアイデア発想の数々の事例。要素の整理整頓とちょっとの異種融合的チャレンジ。
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すこしふしぎだけど、使えるデザイン。左脳型と右脳型のバランスが取れたデザイン。粘土のようにこねる楽しさ。
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オチを先に決めてしまう
例)実際は白色なのに赤く「感じられる」椅子
フリ 人が「赤」と知覚できさえすれば、それは十分「赤い椅子」と呼べるであろうという根拠
どこまでも自由でありながらも、スタートとゴールの間のスキマに最もはまるピースを探し出す
好きなデザインと正しいデザインの2つのものさし
切り取った構成要素の時系列や関係性を組み替えていくことで新しいアイデアが次々と出てくる
鉛筆が一本あるとしたら、素材や質感、色、温度、香り、などの基本スペックから、鉛筆にまつわる行為や状態をザーッと洗い出して、さらには、鉛の芯、周囲の木、と各パーツに分解しながらそれらの関係性を整理する。木は芯が折れるのを保護するためなのか、それとも指の汚れを防ぐためなのか?本当に削りたいのは芯なのか?木なのか?それらの関係を切り離したり、入れ替えたりすることで新しい鉛筆のデザインが見えてくる
対象物を「見ない」
探し物が「確かここにあったはず」と思う場所にないのと一緒で、「まさかこんなところに..」と思うような場所に落ちているもの。この時「ここにあるはず」という、「意識の絞り込み」が邪魔している。コスト削減や競合商品との差別化など局所的な要素を意識しすぎることで、その商品の本質的な魅力を見失うことがよくある。これを防ぐためには、対象物をできるだけ凝視しないようにして、その周辺ににじみ出ている要素や背後に隠れている情報にも意識を広げることが重要
第一印象を何度でも繰り返せるよう、常に「リセットする」こと
「型」とは、デザイナーによる「問題解決の仕方」の違い