太陽の村

著者 :
  • 小学館
3.11
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本棚登録 : 214
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093797535

感想・レビュー・書評

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  • 他の作品と雰囲気が違うな、と感心しながら読み進めましたが、根底にあるのは他の作品と近いと思いました。
    オタク像が露骨過ぎたのが気に入らなかったけど軽く読める。

  • 終始軽いノリだったのだが、ラストの
    主人公の選択。

    明記はされていないけれど

    自分は真実を知ったまま、ある意味テーマパークのような場所で一生を終えられるのだろうか。。
    彼も記憶をイジる事を選択するだろうか。。

    創始者たちは真面目に(一部不真面目もいたけれど)
    洗脳させていってるわけで、でも誰も真実を知らない世代交代があったとしたら。。。

    とその後の展開を考えたら、ホラーだなぁ、と。。。

  • こころの中のツッコミがほぼ同世代か。

  • 父親の定年祝の旅行でハワイに行った帰り、飛行機事故に遭遇した主人公が、昔の日本へタイムトラベル?

    大昔の日本なのか、未来の日本なのか、たどり着いた不思議な村は、出会う人や、建物が微妙に現代社会にあった何かに似ていて・・・謎です。

    ラストは、へーって感じです。さらっと読みました。

  • うーん、桃太郎が望んだままに育ったとして真実を知ったときどうするんだろう。彼らは、桃太郎が納得すると思ってるのかな。

    あの頃はよかった、なんて年寄りはよく言うけど、それには思い出フィルターかかってるからね。こんな世の中つくったのは、あんたたちなんだからね。
    結局、前に進んでいくしかないんだよ。なかった頃にはもう戻れないんだからさ。

  • この作者の作品は基本的に好きなわけですが、
    今回はちょっとさすがに、全面的には支持できません。

    ま、主人公の変化の様子とかは面白くもあるんですが、
    オチがね。どうもね。そんなんかね。

    ま、期待しすぎちゃったかな。

  • 最近某ドラマを見ていたせいか、まんまとだまされてしまった派。

    しかし細かなアニメの台詞の引用とか、オタクワードに笑ってしまった。
    楽しく読めました。

    しかし最後がちょっとあっけなさすぎたかなぁ。

  • ハワイ帰りの飛行機事故。目が覚めると、そこはド田舎の村。電気・ガス・水道なし。金太郎、桃太郎に仮面の男。田おこし、年貢、人身御供に仇討ち!?本当にどうする俺?フリーターが遭遇した究極の問い。著者新境地のノンストップ・エンタテインメント(「BOOK」データベースより)

    ガンダムネタやら2ちゃんネタやら古今東西のタイムスリップものネタ(ドラえもん・時駆け・ターミネーターなどなど)やら、その他色々なネタが満載でつっこみ所がいっぱいでした。
    酒見賢一さんの「泣き虫弱虫諸葛孔明」みたいな感じで面白かった~。
    朱川さん、ホラーじゃない話もいけるかも。
    ただラストあたりの怒涛のネタあかしは、急ぎすぎな感じを受けました。
    最後の選択が曖昧なのも、ありきたりだしな~。
    ラストがもっときっちり決まっていれば、文句なしの作品でした。

  • 戸梶圭太をマイルドにした感じ…。

  • 読み終えて、朱川湊人ではない人の作品だと思って読んでいた事に気づく。後半のドタバタの文章を半分くらいに凝縮していただけば題材としては非常にシニカルで逆に新鮮。ものすごく伸び伸びと書いてる気がするんだけど、朱川さんってこういう人?

著者プロフィール

朱川湊人
昭和38年1月7日生まれ。出版社勤務をへて著述業。平成14年「フクロウ男」でオール読物推理小説新人賞。15年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞。17年大阪の少年を主人公にした短編集「花まんま」で直木賞を受賞。大阪出身。慶大卒。作品はほかに「都市伝説セピア」「さよならの空」「いっぺんさん」など多数。

「2021年 『時間色のリリィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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