アメリカに潰された政治家たち

著者 :
  • 小学館
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798365

感想・レビュー・書評

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  • 筆者は歴代の首相や要職者を対米追随か自主路線に分け評価するが、実際は皆さまざまなバランスを考えての判断だと思う。筆者自身も理解していると思うが、とても二元論で語れることではない。まあ中には本当に情けない対応しかできなかった閣僚も居るのだろうけど。
    私の考えとしては、アメリカは90年代以降を境にその力の使い方としては抗しがたいレベルに変質してしまったのではないかと、読んでいて感じました。

  • 証拠がなさすぎ

  • 【要約】


    【ノート】
    ・MediaMarkerで

  • ▼Evernote登録済み
    ▼2013/01/22 図書館
    ◎この著者の本、別のものも読んでみたい
    ◎P16自主路線→政治家・官僚もパージ岸は自主路線
    ◎P23岸の日記 1946.08.10 米ソ冷戦の予兆
    ◎P561960.06.17付 7社共同記事朝日新聞 論説主幹 笠信太郎(戦中にベルリンに滞在)
    ◎P93 米→小沢一郎もターゲット
    ◎P167イギリスの手法・植民地から撤退時→あとに領土問題、紛争の火種を残す→元植民地が団結して反英になるとこまるから

  • 2012年。いわゆる「語り下ろし(本人が書いてない)」本で、まえがきに「著者の前著と重複した内容があります」と断りがある。元外務省ということで米公文書館とか多少裏情報的な資料など出てくるかと思ったら、引用されている本がその辺で誰もが読めるベタな翻訳本とかばっかり。

    しかもページ埋めなのか鼎談が入ってて、その相手が高橋洋一と元東京新聞の長谷川という、ほとんど読む価値なしのゴミみたいな本。

  • 野田さんって、言葉を発するたびに、薄っぺらになっていく印象があります。

    それに比べて、この本で紹介されているアメリカに潰された政治家たちは、良し悪しは別として、骨太な印象があります。

    今の日本に必要な政治家は、野田さんではなく、彼らのような人たちなのかもしれません。

  • 昔からよく言われているアメリカ陰謀史観の焼き直しで、特に目新しいところは感じない。田中角栄のロッキード事件はアメリカ諜報機関のリークであったとは、事実かどうかはともかく、よく言われてきたことである。まぁ、竹下登(リクルート事件)、梶山静六のあたりが新奇かもしれない。ただ、中国、ソビエトの日本共産党等への支援の問題にも切り込んでこそ、バランスが取れていると思う(例えば金丸信なんてのはどうなんだろうか)が、本書では書かれていない。

  • 岸信介のすごさを明快に記しているところがなんといっても出色。3年振りに読んで発見したのは今の安倍首相が岸のことをいかにわかっていないのかってこと。草葉の陰から、孫の不出来を嘆いていることだろう。

  • H27/6/8

  • この本では日本の総理をアメリカの言いなりの対米追随型と、アメリカから距離をおき真の独立を目指す独自路線型に分類し、独自路線をとった政治家はアメリカによって陥れられ潰されるのではないかと推測している。 昭和の切れ者政治家の岸信介や田中角栄など有能でカリスマの政治家も、アメリカの「虎の尾」である在日米軍の縮小と日中友好の制作をとろうとしたため政治生命を絶たれたというのである。 この本を読んで、もし著者の推測が本当だとしたらアメリカという国はとんでもない悪い国だと思うが、かといって中国と組むのもどうかと思う。

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著者プロフィール

1943年、旧満州生まれ。東京大学法学部を中退後、外務省に入省。
英国、ソ連、イラク、カナダに駐在。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授などを歴任。現在、東アジア共同体研究所所長。
主な著書『戦後史の正体』(22万部のベストセラー。創元社)、『日本外交 現場からの証言』(山本七平賞受賞。中公新書)、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)、『日米開戦の正体』『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)、『アメリカに潰された政治家たち』河出書房新社)、『平和を創る道の探求』(かもがわ出版)ほか。

「2023年 『同盟は家臣ではない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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