教場

著者 :
  • 小学館
3.38
  • (132)
  • (465)
  • (651)
  • (135)
  • (28)
本棚登録 : 3068
感想 : 552
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863551

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんか陰気くぅぅさい気持ちになりつつも
    先が気になってあっと言う間の一気読み。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    文章は読みやすいけど、
    途中で「あれ?これ誰のセリフ?」とか思ったりもして。
    私の読解力の問題かな?
    生徒さんのひとりひとりのキャラが、
    あんまりたってないからかな?
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    警察学校内部って、あんまり世の中に知られてない世界。
    こんなふうに描かれたら、
    マジでこんな嫌ぁぁな感じなん?
    ああ だから警官って陰険な奴が多いの? とか思っちゃうわ~。(笑。

    ぃやぃや、フツーに考えて
    そんなんヤラかしたら退学どころか逮捕されんじゃね?
    と、冷静にツッコめるまでちょっと時間かかっちゃった。
    そういう意味では、世界を作るのが巧い作家さんなのかも。

  • 警察学校の訓練生の話だけど、お互いに恨みをもってたり、足の引っ張り合いだったり、陰湿な仕返しをしたり、この作者は何が言いたいんだろうと思いながら読んでました。
    最後の数十ページになって、やっとおぼろげながら形が見えてきて、読後感は読んでる途中に想像したほどには悪くなかったです。

  • 『このミステリーがすごい!2014年版』で上位にランクインしているのを見て気になったので読んでみた。初めて読む作家だったので読むのを躊躇していたが読み始めるとページをめくる手が止まらない。警察学校をテーマにしたミステリーなので新感覚で読めた。人間の心理描写に重点を置いているので読んでいるこっちまでドキドキした。

  • ミステリー(かな)としては面白い
    でも警察学校という設定
    こわ~
    卒業したらきっと市民に仕返しするよ
    先日私がシートベルトしてないと言って1点引きしてゴールド免許パーにしたパトカーのおまわりさん、も、なんて 
    風間教官かっこよすぎかな

    ≪ 厳しさと 恨みは別よ 教場も ≫

  • 警察学校ならではの授業や規則があり、より一層の厳しさや鍛錬が求められる場であるのは解るのですが……
    どうも作者は “厳しさ” の意味を履き違えているのでは?
    ここに描かれている学校は「虎の穴」的厳しさです。
    生徒達にサバイバルを強い、精神的肉体的に追い詰めて鍛えるだけの場になってしまっています。

    折角警察学校というテーマを選んだのだから、「正義とは何か」「警察官とは何か」を問いつつ、その上で「軍隊的な規律と厳しさ」+「法の番人としての厳格さ」をいかに身につけるのかを描いて欲しかったです。

    所謂 “警察小説” ものを期待して読んだので、正直がっかりしました。

  • 読みやすく、それなりに面白いんですが・・・警察学校、ブラックすぎやしませんか。ちょっとした誤解が元で殺人未遂しすぎなんですけど。

  • 警察官に採用され、研修を受ける警察学校。
    そこでの研修や知識の一端を知ることができたことは良かったかもしれない。
    厳しく管理され、あらゆる事態を想定しての実地研修の大変さにも脱帽です。
    ただ作品として面白いかというと、正直疑問です。
    陰湿な空気がまとわりついていて時折不快でした。
    面白みを感じることがなく残念です。

    • たまもひさん
      こんにちは。読んでないのに、なんか共感してしまったのでコメントさせてもらいます。厚かましくてスミマセン。

      この著者の「傍聞き」は読んだ...
      こんにちは。読んでないのに、なんか共感してしまったのでコメントさせてもらいます。厚かましくてスミマセン。

      この著者の「傍聞き」は読んだのですが、何でこれが絶賛されるの??と思いました。組織でのしがらみがどーしたとか、足の引っ張り合いがどーだとか、日本の警察小説によくあるネチネチした描写が私はまったく苦手です。ほんとに「陰湿」な感じ。

      でも、これも絶賛の嵐なんですよね。ま、好みはそれぞれなんで、文句を言う筋合いではないと思うんですが、ちょっと言ってみたくなりました。
      2014/01/29
    • tsuzraさん
      たまもひさん こんにちは。

      そうなんです。この本、読む人によって評価がこんなに違うのが意外です。

      私も苦手ですよ〜(^ ^);
      ...
      たまもひさん こんにちは。

      そうなんです。この本、読む人によって評価がこんなに違うのが意外です。

      私も苦手ですよ〜(^ ^);
      いろいろ並べ立ててしまいそうになるんですが本屋大賞の候補作でもあるし控えめにしました(^ ^)


      2014/01/29
  • 「君には、警察学校を辞めてもらう」 この教官に睨まれたら終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない-。何もかもが新しい“警察学校”小説。。

    2013年の「文春ミステリー」1位、「このミス」2位の作品。警察学校という舞台は目新しいし、柳広司の「ジョーカーゲーム」のような雰囲気は持っている。でも全体的に薄味だし、面白さという点では疑問が。これが昨年の1,2位のミステリーとはやや拍子抜けした。
    (C)

  • 厳しい規律を遵守する人間にするためには、
    こんな陰鬱な経験を通り抜けなければならないのかな?
    人間の嫌な面を見せつけられる感じがして、
    読みやすいのだが重苦しい。
    最後2編で救われる感じがした。

    「すべてが伏線」の宣伝文句は少し言い過ぎ?

  • ミステリーではない。
    警察学校は非常に厳しいところだというお話。
    しかし、残った生徒はいいとして、辞めていった生徒の異常ぶりに驚く。
    風間先生は良かった。

全552件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長岡弘樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×