逆説の日本史2 古代怨霊編(小学館文庫): 聖徳太子の称号の謎 (小学館文庫 R い- 1-2)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094020021

感想・レビュー・書評

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  • 常識を以って定説を疑う。論証手法に些かの癖と難があるものの、目の付け所は面白い。本巻は建国から奈良時代あたりの、聖徳太子と天智天武天皇がメイン。テーマによって人それぞれ好き嫌いが分かれると思うが、本巻については私自身はあまり興味が持てなかった。この古代日本史に興味がある方にはおすすめだと思う。

  • 面白い!
    高校時代世界史を選択していたこともあり(逃げ)日本史にはとんと疎く、まったくすっからかんだったにもかかわらず、巻を進めるごとに楽しみながらしっかりと日本史の知識が身に付く(正しいかどうかはわかりませんが)これは20年前の本ながら良い本

  • 聖徳太子と天智 天武天皇について、驚愕の事実(´・Д・)」今まで、疑問にも思わなかった歴史の矛盾点ことに気づきます。正しいかどうかはわからないけど、歴史ロマンにはひたれます!楽しいです。
    シリーズ制覇したいな!

  • (「BOOK」データベースより)
    なぜ聖徳太子に「徳」という称号が贈られたのか?『日本書紀』は天武天皇の正体を隠すために編集された。奈良の大仏は怨霊鎮魂のためのハイテク装置だった…など日本人の「徳」の思想と怨霊信仰のメカニズムを解明する衝撃の推理。

  • 聖徳太子の称号の謎

  • 高橋克彦氏も解説で書いているが、桓武天皇の長岡京遷都のくだりなど、目の付け所というから、その切れ味がいい。

    眉唾の説もあるが、面白い。

  • 聖徳太子の贈名の謎、壬申の乱の背後にある天智天皇と天武天皇の謎、奈良東大寺の大仏の謎など、本当に歴史の授業では決して習うことのない本質に筆者が仮説と検証でせまる納得の一冊。

  • トンデモ歴史がお好きな方におすすめな本です。
    そうでなくても、歴史に対する見方やものの見方が変わることまちがいなし。

  • ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。

  • その論証はまさに推理小説。
    ほんとのところはどうなのかわからないために、より面白い。
    にしても聖徳太子ノイローゼ説は、どうなんだろうねえ。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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