千里眼洗脳試験 (小学館文庫 R ま- 2-6)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (629ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094032567

感想・レビュー・書評

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  • 荒唐無稽。
    トンデモ。
    まんが・・・・・。

    いやはや、すんごいね。
    ツッコミどころが満載過ぎて、もう・・・・。

    かつ・・・・、長い。奥多摩でのクライシスを脱した後が、とにかく長い。読んでいて辛かった。

    でも、まあ・・・・・・、平成ひと桁時代の少年漫画だと思って読むことにしたら、それ以降はなんとか楽しむことはできたかな。(週刊少年マガジンあたりに連載されていそうなストーリー)

    ちょっとばっかしスーパーマン過ぎる主人公 岬美由紀 (「ダイ・ハード」とか「ランボー」並みの最強キャラ?)
    ・・・作品自体には結構な酷評をせざるを得ないのだけど、なぜか彼女のキャラ造形が憎めない。不思議な魅力を感じてるのかも。
    ・・・古本屋で見かけるタイミングが合いさえすれば、シリーズの続刊も、おそらく買ってしまうはず(苦笑)。

    ★2つ、5ポイント半。
    2018.02.28.古。


    ・・・・・おそらくこの1冊で100か所近くあったツッコミどころ(数えたわけではないけど、体感で)
    その中の、どうしてもガマンならなかったところを3点だけ、メモしとこう。

    ●p209 バラエティ番組で若い女性が催眠術師の言いなりに・・というくだりでの、嵯峨の台詞「低俗な深夜番組ですね」
    --------------作者の松岡さん本人が深夜番組で、催眠術と称してのそういう“低俗な”企画をノリノリで進行していたyoutube映像を見た。。。
    うん、低俗だった。

    ●“くすぐり”の拷問・・・、身動き取れない状態でそんなに長時間くすぐられたら(長時間どころか30~40秒でも)、笑い声など出ない。
    友達とふざけあっていて、本気の喧嘩に発展したことある。

    ●p474 夕闇迫ろうとする奥多摩の山中、しかも一般人の立ち入りを制限した区域内で、制服姿の高校生の何気ない問いかけ(?)に不審がりもせず、質問に答える私服刑事。

  •  結局、シリーズの中で飛ばしていた本作を読むことにし。ヒロイン岬の人間味がどれくらい出ているのかなという興味もある。しかし、ガッカリ。

     これは駄作の部類に入る。ダークヒーローの死というイベントを作るための作品だったような・・・。ま、仕方ないか。

     これで旧シリーズで残るのは「ヘーメラーの千里眼」「トランス オブ ウォー」「千里眼とニュアージュ」「背徳のシンデレラ」の4作。

  • 学校での騒動をおさめ、その学生の家での日常。
    から一転、の事件。

    初っ端からあの人が出て来たので
    あれ? という状態です。
    さすが、というのはありますが
    面倒が起こりそう、としか。
    案の定、大変になってましたが。

    主人公はものすごい動きをまたしていますが
    直進しすぎている、という状態も。
    どうなるのかのドキドキ感はありましたが
    現実だったら考えなし、とも。
    体力のすごさに、脱帽です。

  • ふむ

  • 昔読んだ本

  • 旧シリーズ第4弾。友里佐知子との最終対決です。

    スクール・カウンセラーに就任した美由紀は、学校で立てこもり事件を起こした日向涼平(ひゅうが・りょうへい)の心を開き、彼と打ち解けるようになります。

    その後、「デーヴァ瞑想チーム」という自己啓発セミナーの捜査に協力することになった美由紀と嵯峨は、セミナーの黒幕に佐知子がおり、4千人の参加者の命を人質に取られることになります。美由紀は人質の命を助けるためにセミナーの建物内に潜入し、一方嵯峨は、佐知子の正体を知るため、同僚のカウンセラーである朝比奈宏美(あさひな・ひろみ)の協力を得て、佐知子に捕らわれたときの記憶をたどっていくことになります。

    最後の美由紀と佐知子の論戦が、必要以上に錯綜してしまっているように思えました。シリーズ当初からの最大のライヴァルだった佐知子との決着がいよいよつけられるということで、ある程度両者の作品における立ち位置が語られることは予想していましたが、著者が彼女たちの議論をコントロールできていないように感じられます。

  • 東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー「デーヴァ瞑想チーム」のものだった。防衛庁出身の元国家公務員で“千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった…。岬の宿敵・友里佐知子は生きていた!制限時間500分。増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いた。

  • 東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。
    それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー〈デーヴァ瞑想テーム〉のものだった。
    防衛庁出身の元国家公務員で、“千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。
    その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった……。
    岬の宿敵・友里佐知子は生きていた!
    制限時間500分。
    増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いたシリーズ第4作。

  • 2015.05.05.読了

  • 前回まで、あまりにありえない展開だったためか、今回の事件はちょっと拍子抜け。
    ありえない展開に免疫ができてしまったのかしら^^;
    一番最初の「千里眼」が一番面白かったかな。



    主人公の宿敵、友里佐知子が生きていた! という展開。私もすっかり前回の事件で死んでいたと思ってましたよ(すっきりはしませんでしたけど
    前のが整形手術した身代わりだなんてねぇ。これで、友里ネタは終わりなのか、それともまたずるずると引っ張るのか・・・・w

    今回も一般人になったはずの主人公が、自衛隊のテロ対策チーム?に普通に参加して、普通に活躍しているから、超人ぶりは健在。

    さて、今回、嵯峨のキャラが「稲垣五郎」似となっているのは、やはり映画化されたためでしょうね。催眠シリーズの冒頭では、嵯峨は五郎ちゃんイメージではなかったはずなんですが。違ったかな。
    このシリーズ、映画化によって、都合よくお話が変更されているようなのでw

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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