- Amazon.co.jp ・本 (629ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094032567
感想・レビュー・書評
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ひさびさの千里眼シリーズ。
「運命は自分の力でつかむもの!」という主人公・岬美由紀の強い信念は顕在。
引き込まれるし、おもしろいんだけど…、中盤以降がなんだかなぁ。
これまで対決してきた主人公の宿敵・友利佐知子との最後がこんなにあっさりでよいものか。
それに、友利佐知子が抱える闇についても、唐突過ぎる印象。
生命とは、というふたりが意見を闘わせる内容もちょっと陳腐。
このシリーズを読むと、NLPを復習したような気分になるのはあいかわらず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
また千里眼です。今回は主人公と因縁の敵の最終決戦のような感じでした。最後の最後で「えーそうなの」みたいな反応をしてしまいましたが、相変わらず面白いと思います。はじめから本のちょうど真ん中あたりまでとそれ以降のスピードが(展開の)明らかに意図的に違うんです。早くなります。これも何らかの心理的なトリックを狙ったものなんでしょうか?毎回思います。
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面白い…!(ってこればっかり(笑)
でも本当、凄いです、今回はとくに! -
有利センセ再び。
簡単には終わらないですよね。 -
危険物を運搬する民間航空機が突然、航路をはずれ、同じ場所をぐるぐると旋回し始めた。管制塔の指示に対しては意味不明な機長の言葉しか返って来ない。燃料が尽きて墜落し、危険物とともに大惨事となることをなんとか防ぎたい国土交通省は、藁をもつかむ思いで機長の状態を探るため、東京カウンセリングセンターに機長の意味不明な言動の調査を依頼する。抜擢されたのは、嵯峨敏也である。一方、同じカウンセリングセンターで働く岬美由紀はある高校へと赴いていた。
前作「運命の暗示」を読んでからだいぶ時間があいてしまったため、どんなところで話が終わったかすっかり忘れてしまっていた。友里佐知子死んでたっけ(^^;今作は友里佐知子の過去にかなり迫る内容であり、美由紀との決着がつけられている。最後の最後、やっぱり助けてしまうのが美由紀らしいなぁと。これで彼女とは本当に終わりなんだろうか。また、嵯峨敏也は「ミドリの猿」で知り合った女子高生・須田知美とは終わったらしく、朝比奈といい雰囲気に。航空機飛び乗り、取水菅からの侵入、爆弾解体、ロボット攻撃・・・岬の超人ぶりは相変わらずで、ありえないと思いつつ楽しめる内容である。ロボットとの対戦時、昔の仲間達と一緒に戦う時のやりとりが好き。あと、岬の恋愛(?)もちらりと。助けてくれたとはいえ、高校生にキスする岬が意外だった。 -
0806 図書館で借りて読みました。
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旧シリーズの第四弾!前作で一応の完結を見せるも更にパワーアップした作品。
有利佐知子復活!!
で「完全に開き直った、何でもありの痛快娯楽エンタメ作品」になってる。 -
2008.2.8(金)
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東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー〈デーヴァ瞑想テーム〉のものだった。防衛庁出身の元国家公務員で、“千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった……。岬の宿敵・友里佐知子は生きていた! 制限時間500分。増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いたシリーズ第4作を緊急文庫化。
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<内容>
東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー〈デーヴァ瞑想テーム〉のものだった。防衛庁出身の元国家公務員で、“千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった……。岬の宿敵・友里佐知子は生きていた! 制限時間500分。増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いたシリーズ第4作を緊急文庫化。