教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064797

感想・レビュー・書評

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  • 「教場」は最後まで読むと気持ちいい小説だったので、続編も読んでみた。
    こちらも同じ構造をしているので、前作が好きなら楽しめる。しかし、警察学校は絶対行きたくないわ。

  • 教場シリーズ第2弾。

    前作もあまり良い印象がなかったのだが、映画化されるというので、つい手に取ってみた。
    前作ほど、嫌な印象はなかった分、逆にどの話もぼんやりしていて、警察学校にはまともな人材はいないのかと不安を感じてしまう。

    佐伯を美化しすぎているところも映像化を見据えた伏線なんだろうか。美化したことによって、作品がより軽くなってしまった気がする。

  • う〜ん、前作のほうがおもしろかったかな。津木田はしょうもなさすぎる。「心眼」に出てくるいじめっ子コンビも。こういうのがまかり間違って警察官になっちゃうと問題を起こすんだろうな。「敬慕」はなんかじんわりよかった。

  • 警察学校の教官風間と様々な問題を抱えた?生徒達の連作短編集。それぞれ主人公が異なり、去るもの、立ち上がるもの様々である。
    警察学校という、学校でありながら、大人が、厳しい寮生活の中で過ごす特殊な環境の中で起こる事件は、ある意味人間むき出しとなり興味深い。
    前半はリアルな問題児が多く、警察学校なのに…という感じだが、後半は、自己を見直す話が多く面白かった。

  • 警察学校を舞台にした連作短編の第二弾。面白かったが、それぞれの話の結末、全体としてのエピローグへの繋がりは第一弾の方がよかった。

  • 必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?

  • 【作品紹介】
    必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?数々の栄冠に輝いた前代未聞の警察学校小説、待望の続編!

  • 一昨年だったか「教場」の一作目を読んだ時には、その設定と展開の意外さに驚いたものだが、二作目は二番煎じということもあって前作ほどの驚きはなかった。
    起承転結がはっきりしていて、読みやすい短編集。

  • 相変わらず裏社会トリビアが満載

  • 第一話 創傷/第二話 心眼/第三話 罰則/第四話 敬慕/第五話 机上/第六話 奉職

    警察官を目指す者たちのための警察学校。それぞれの過去や思惑がプラスにもマイナスにも働く。卒業すれば「完璧な警察官」というわけではないけれど、「一応警察官」にはなるみたい。みんな、頼れるお巡りさんになってね

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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