鳩の撃退法 (下) (小学館文庫 さ 4-12)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064872

感想・レビュー・書評

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  • 下巻はまだすんなり読めた。
    けど、スッキリしないかな。
    無駄な箇所が多い。

  • 独特の語り口、いつも名前をわざと間違える津田さん、偽札の鳩。
    最後になって一応筋は通る。

  • 後半、これまでの話が一気につながっていく感覚がきもちいい。
    あー、面白かった。

  • 長くて垂れてしまった

  • 書いてなかったけど実はこの日はこうで・・などと後出しで次々謎が解ける感じ。
    予想外の展開でそれなりに楽しく読めました。

  • こう言うハッキリとした終わらせ方をしない本があんまり好きじゃない
    大体まりこの件とか必要か?
    こう言う余計な部分を抜いて1冊にした方が良かったじゃないか?

    スピンでの秀吉と健次郎の会話はあくまでも津田の想像だよね
    小説内小説があってメタフィクションぽくってそこは良かった

  • 【内容】
    ―このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ。身を潜めて小説の下書きを進める津田伸一は、退職金をいきなり手渡された。ついに“あのひと”が現れたのか?忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、うごめく裏社会、疑惑の大金…多くのひとの運命を狂わせた、たった一日の物語が浮かびあがる。数多の作家をも魅了した、ユーモアとスリル、そして飛び立った“鳩”のあまりにも鮮烈な軌跡。現代小説の名手佐藤正午渾身の最高到達点。


    【感想】
    主人公の小説家、津田がちょっとアホすぎて...
    折角床屋のまえだに新しい職を得るのに手助けして貰い、
    その日のうちに街を出るように忠告されていたのに、
    目的はあるにせよ、10万近く酒でぼったくれ、
    曰く付きの女と寝たりとか。
    女を渡り歩くヒモであるところとか。
    そもそも全てが偽札なのかどうか、
    自動販売機で確かめてみたら良かったのに、とか。
    客を追って、車に轢かれるとか。

    でもどこか憎めないのが不思議。悪びれないからかな。

    著者の直木賞受賞作「月の満ち欠け」を読んだ際、
    現実感がない設定が個人的にはイマイチだった。

    けれども、これはギリギリありえそうな設定。


    物語が主人公の津田が書いている小説と、現実、想像と、
    行ったり来たりだが、混乱せず、面白かった。
    ちょっと読むのに疲れたが、
    逆に言うと、読み応えがある作品。

  • 長かった…そして事細かに時系列を確認せずにさらっと読んだので終盤はよく理解してないけど、お金!もったいない!!そんなことってある?!ありそう。戻ってきてー!と自分のことのようにガックリした。お金。

  • 2019.2.10
    タイトルと表紙のデザインに惹かれて購入。
    ハードボイルドかと思いきや全くそうじゃない。
    ミステリかと思いきや全くそうじゃない。
    不思議な本だった。
    主人公が面倒くさいけどモテるのも分かる。
    ドーナツ屋の姉ちゃんがいい感じだなぁ。
    伏線はちゃんと回収してました。

  • 2019.01.24.読了

    自分が思った以上に話の中に引き込まれていて、
    衝撃的。

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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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