- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094064872
感想・レビュー・書評
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小説の中に小説がある不思議な小説
ぐるぐるぐるぐる時が回って詳細が明らかになっていく
これは小説なのか?小説の中の小説なのか?最後まで分からない
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山田風太郎賞受賞(2015年/第6回)
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初めて読む感覚の不思議な本だった。最後まで舞台になった街が特定できない。全ては2/28の大雪の夜にまつわる話だが、行ったり来たり、たくさんの人が登場してくる。
フィクションなんだろうけど、とってもリアルでノンフィクションと錯覚してしまった。 -
なんとか読み終えました。上巻よりは少し読みやすかった。ジャンプする時間設定がある程度把握できたことと、登場人物たちの妙に軽い言葉遣い、頭の中で整理されずにぐるぐるしている思考が駄々洩れになっている感じの文章にさすがにちょっと慣れてきたこともあるのかもしれませんが。
面白かったのか、面白くなかったのか、と言えば面白かった、という結論。とにかく、いっぱい伏線になるものを散りばめて、それを、あぁでしょ、こうでしょ、とひたすら回収していく、読者は伏線を懸命に思い出しながら回収作業の披露を鑑賞するという感じ?ゲームを一つ終えたような、そんな読後感を持ちました。
ストーリーそのものより、伏線回収を楽しむ本だと分かって読んでいれば、上巻の読みにくさももう少し軽く感じられたかも(伏線探しだけをする軽い気持ちで読んだたよかったのかも?)しれない。 -
伏線回収でぞくぞくとしたし最後まで読んだので面白かったのだと思う、と煮え切らない感じなのは、偏に何もかもがびっくりするぐらい回りくどいから。もちろん意味があるのはわかっているんだけど。たぶんね。
これは津田を好きになれるかどうかもあるかも。とにかく癖が強い!
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主人公の喋り方がまどろっこしくて苛々してしまうけど、ストーリーとしては面白かった。途中虚構と現実が入り混じるあたりから面白い!と読むスピードが上がった。
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とにかく面倒くさい本でした。解説の糸井重里も面倒くさかった
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他の小説に比べ、読者に語りかける部分が所々あり、小説の中の事実なのか、小説なのか困惑した。しかし、上下とも読めたのは物語として面白かったからだと思う。
映画ではどのように表現されるか見てみたい。