- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094086089
感想・レビュー・書評
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二つのストーリーが交互に進行していって、読者の頭の中で繋がるといった形になっているが、間ざっくりはしょっておるところがイイ。
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ひとはわかっていながら、つい誤った道を選んでしまうものです。そうして取り返しがつかなくなって、本来自分が目指す道から、どんどん、どんどん遠ざかっていってしまうのです。が、それでもまた、いけないと思いながらも、選んではいけない道を選んでしまう繰り返しです。でも、正しい選択肢なんて、ほんとうにあるのでしょうか?この小説は、高慢で自尊心の強い男の、みじめな、みじめな物語です。主人公は気の毒なくらいみじめな男なのですが、多かれ少なかれ、男はみんな同じような素質を持っているのかもしれません。女性の方がずっと、腹が据わっているような気がしないでもありません。
本書は〝こうふく みどりの〟に続く、シリーズ第2作目です。著者は前作と同時に、平行して書き進めたようですが、作風も内容もまったく異質のものに仕上がっています。でも、1作目と2作目がぜんぜん違うものかといえば、物語は遠く場所を変え、時間を隔てて繋がっています。この世の出来事は、すべてどこかで繋がっているのかもしれませんネ。 -
森元さんのお孫さんがでてくるよ。
巻末のサイバラに泣かされた。くそう。 -
あとがきの、「世界中の物語は『一方その頃』『そのときXXでは』といったフレーズで繋がってるんじゃないか」てところが。
「みどりの」同様、繋ぎ方が快い。 -
つい最近読んだ「こうふく みどりの」と2ヶ月連続リリースね。
うーん、西加奈子は大好きなんだけど、これはいまいちでした。
主人公だいぶ心病んでるね、人目を気にして生きてる人としての描写は最高かな。
奥さんも病んでるね。
なぜ夫婦なのに話し合わなかったのだろうと疑問...
「女は子宮でモノを考える」
ちょうど最近それをそうだよねーって考えてたとこだから「おっ!?」ってなった。
けどアレね、子宮じゃないってさ、
「女は膣でモノを考える」だってさ。
ちょっと笑っちゃったw -
知ることのできない感情。
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プロレス好きですが、「みどり」の方が良かった。
男性には共感しにくいことを訴えたかった? -
昔読んだ「さくら」が良かったから期待してたけど・・・・
一言で言うと下品。
職場でも家庭でも順風満帆な生活を送っていたが、ある日身に覚えもないのに奥さんに子供ができたと告白され、しかも生まれた子供の肌は褐色・・・。ここまで面白い設定を思いついて、なんでこの作品になるかなぁ・・・・。
この人の作品は二度と読まんな。 -
いい。
続けて二回読んだ。
終わり方が好きで、私の終わり方秀逸ランキング二位となる。 -
生々しい文章。やね。