人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)

著者 :
  • 小学館
3.72
  • (198)
  • (219)
  • (352)
  • (27)
  • (5)
本棚登録 : 1894
感想 : 206
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094510010

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人類が衰退していき、地球は妖精さんのものになっていた。調停官となったわたしと妖精さんたちの物語。
    これは妖精さんの一挙一動にキャワワーとなって、ぽわわーんとなるのが正しい読み方かも。
    でも所々に出てくる進化に関するSF的論証もまた楽しいのです。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    シリーズを一気読みするために初めから読み直しを開始
    相変わらず妖精さん達は不思議な存在だ。人類が着々と終わりに向かっている中で発見された生き物はよくわからないの一言になるのだと思う。
    アニメを先に見ていたが、その独特の雰囲気がアニメ特有のものではなく、原作からして独特だったのだということがよく分かる。また、様々なネタも楽しいし、人類の歩みを再現する辺りはとても面白く読むことが出来た。
    この巻では助手さんは未登場だった。

  • 再読
    最初読んだときほどの驚きはないけれども
    妖精さん世界と視点主人公キャラクタのからめあわせがやはり味わい深い
    小説としてはやはり惜しいというかあえて抜いている感じ

  • 危ない危ない。
    あれは下手すると、人類でも妖精さんでもない、第3の勢力がこの世界の支配者になりかねない。
    ゴム動力の支配者か…。それを巻いたりメンテナンスしたりする職業も現れるのかな。

  • (・ワ・)『にゅあんすで』

     アニメ見て興味がわいたので。久しぶりにラノベ読んだわ。
     妖精さんがかわいかったです。
     さくっと読んだんだけど、まあ、ラノベらしく、微妙に小難しいことがちりばめられてるなっていう。そのへんは流しつつ、妖精さんのかわいさを堪能させてもらいました。わたしちゃんって何歳くらいなんだろうなぁ。二十歳くらい?
     末尾の報告書って、提出する先、あるんですかね。おじいさん? 読んでくれるかな。
     続きを探して読みたいところ。
     妖精さんの会話は全部好きなんだけどね、抜粋。ちくわさんとわたしちゃんの会話。


    「いっそけっこん、しますか?」
    「しません」
    「そおかー」


     結婚という概念は知ってるわけだ、って思ったけど、妖精さん、コンビニも知ってたしな。

  •  良かった。果てしなく良かった。まぢで良かった。
     これまでロミオさん関連ではクロスチャンネルしか知らなくて、童話風な物語ではどの様な作風になるのか全く予想できなかった。正直期待外れの作品になるのではないかと疑っていたのだが、全くそんなことは無く充分に楽しめる作品だった。

     キャラクターの少なさを感じさせないテンポの良い会話。小難しさの無いすっきりとしたストーリー。というか、登場人物で名前が明かされているキャラが全く居なかったな。妖精さんはあくまで仮名だし、主人公やお祖父さんは名乗らないし、最後に出てきた人物も名乗っていない。学生時代の主人公の友人もY氏という扱いだ。唯一学舎OGとして「奥月」という名前があるだけだ(だが物語とは関係が無い)。こんなところにも作者のこだわりを感じてしまう。

  • 読み切りかと思ったらシリーズものでした。

    衰退するまでの話かと思ったら、衰退して人類は妖精になり、人類は旧人類に。
    その妖精の謎を解き明かすお話でした。

  • わたしさんと妖精さんの会話のキャッチボールがいちいち可愛い。

  • 平和でほのぼのとしたファンタジーで、深く考えずさくさく読めて優しい気持ちになれます。
    “妖精さん”というメルヘン生命体が中心ですが、彼らの行動を文明史や文化人類学の知識を交えて分析するというちょっと知的なシーンもあり、
    穏やかな気持ちで人類の栄枯盛衰について考えられる(?)不思議系ラノベです。

    地の文が秀逸で、合間合間のツッコミにクスッと笑ってしまいます。
    忙しい毎日に心が荒んでしまった人には特にオススメ。

  • Nちゃんおすすめのラノベ。
    オススメポイントは、男子の理想の女子が出てこないし、世界観が好きだから、と。

    人類はその数が少なくなって衰退してしまった。変わりに地球の新しい人類となったのは 身長10センチくらいの妖精さん。
    お菓子が大好きで、嬉しいことがあると、すぐ分裂して数が増えたり、怖いことがあるとすぐ失禁したり。
    ニワトリ並に、記憶力が無いのかと思いきや、
    すんばらしい世界を作り上げてしまったり。
    興味がなくなると、そのすばらしい世界も作り替えてしまう妖精さんたち。

    主人公は、そんな妖精さんたちを観察・人間との調整役をする国家公務員。同職の先輩である祖父に、ゆるーい指導をうけながら妖精さんを観察する。

    そして、妖精さんたちの作ったペーパークラフトまでもが独自に進化してゆくことも確認し・・。

    まったり ゆったり衰退してゆく人類。
    数が少なくなってゆくからといって、旧人類みんなが こんなにものんびりしているとも思えないけど、
    これはこの世界で楽しい。

全206件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

小説家・ゲームシナリオライター。代表作『CROSS†CHANNEL』『人類は衰退しました』『Rewrite』(竜騎士07、都乃河勇人との共著)『ミサイルとプランクトン』など多数。

「2016年 『アウトロー・ワンダーランド 1 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中ロミオの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヤマグチ ノボル
有川 浩
奈須 きのこ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×