- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094510010
感想・レビュー・書評
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人類が衰退していき、地球は妖精さんのものになっていた。調停官となったわたしと妖精さんたちの物語。
これは妖精さんの一挙一動にキャワワーとなって、ぽわわーんとなるのが正しい読み方かも。
でも所々に出てくる進化に関するSF的論証もまた楽しいのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
シリーズを一気読みするために初めから読み直しを開始
相変わらず妖精さん達は不思議な存在だ。人類が着々と終わりに向かっている中で発見された生き物はよくわからないの一言になるのだと思う。
アニメを先に見ていたが、その独特の雰囲気がアニメ特有のものではなく、原作からして独特だったのだということがよく分かる。また、様々なネタも楽しいし、人類の歩みを再現する辺りはとても面白く読むことが出来た。
この巻では助手さんは未登場だった。 -
再読
最初読んだときほどの驚きはないけれども
妖精さん世界と視点主人公キャラクタのからめあわせがやはり味わい深い
小説としてはやはり惜しいというかあえて抜いている感じ -
危ない危ない。
あれは下手すると、人類でも妖精さんでもない、第3の勢力がこの世界の支配者になりかねない。
ゴム動力の支配者か…。それを巻いたりメンテナンスしたりする職業も現れるのかな。 -
良かった。果てしなく良かった。まぢで良かった。
これまでロミオさん関連ではクロスチャンネルしか知らなくて、童話風な物語ではどの様な作風になるのか全く予想できなかった。正直期待外れの作品になるのではないかと疑っていたのだが、全くそんなことは無く充分に楽しめる作品だった。
キャラクターの少なさを感じさせないテンポの良い会話。小難しさの無いすっきりとしたストーリー。というか、登場人物で名前が明かされているキャラが全く居なかったな。妖精さんはあくまで仮名だし、主人公やお祖父さんは名乗らないし、最後に出てきた人物も名乗っていない。学生時代の主人公の友人もY氏という扱いだ。唯一学舎OGとして「奥月」という名前があるだけだ(だが物語とは関係が無い)。こんなところにも作者のこだわりを感じてしまう。 -
読み切りかと思ったらシリーズものでした。
衰退するまでの話かと思ったら、衰退して人類は妖精になり、人類は旧人類に。
その妖精の謎を解き明かすお話でした。 -
わたしさんと妖精さんの会話のキャッチボールがいちいち可愛い。
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平和でほのぼのとしたファンタジーで、深く考えずさくさく読めて優しい気持ちになれます。
“妖精さん”というメルヘン生命体が中心ですが、彼らの行動を文明史や文化人類学の知識を交えて分析するというちょっと知的なシーンもあり、
穏やかな気持ちで人類の栄枯盛衰について考えられる(?)不思議系ラノベです。
地の文が秀逸で、合間合間のツッコミにクスッと笑ってしまいます。
忙しい毎日に心が荒んでしまった人には特にオススメ。