- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097266228
作品紹介・あらすじ
さみしいノネコのたのしいお話
山に暮らしていたひとりぼっちのノネコ。ノネコは、さみしくなって山をおりることにしました。けれども、でっかい犬に追いかけられて、ノネコはびっくりして、土管の中に逃げ込みました。ところが、なんと、土管から体が抜けません。
なぜかというと、ノネコは、山で、毎日毎日お料理を用意して、お客を待っていたのですが、だ~れもやってきません。しかたないので、ひとりで食べてしまっていたので、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのでした。
土管にはまったノネコが、じたばたもがいているところに、猫たちが集まってきました。その日は、まんげつの夜。それから、なにが起きたかというと・・・・・・。
児童文学の数々の賞を受賞している朽木祥の最新作、子どもから大人まで、ほろっとする絵物語です。
猫好き画家の片岡まみこさんが、すてきな版画で、物語を描いてくださいました。
【編集担当からのおすすめ情報】
ひとりぼっちでさみしかったノネコは、食いしん坊。食べても食べてもお腹がいっぱいにならないような気がしてました。そして、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのですが、それは、なんとも人間のようです。
読み終わったときに、心が満たされる、そんな物語です。
感想・レビュー・書評
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食べてばかりで狸みたいに太ってしまったひとりぼっちのノネコ
友だちをさがしに山をおりると
子犬においかけられてとびこんだ土管にはまってしまう
おりしもまんげつの夜
たくさんの猫がやってきてノネコの土管でうたいだすおどりだす
版画の猫も愛らしく
読後ほっこりの物語絵本、子どもからおとなまで -
まずタイトルが目を惹く。そして表紙にはこちらを見返す猫一匹。どんなお話だろうかとワクワクする。
山の上でひとりで暮らしているけど、ごちそう作っても誰も来ない。そんなノネコが
町に降りてみたら犬に追われて土管の中へ。
そう言えば子どもの頃、空き地の土管に入って遊んだなあと懐かしく思い出す。猫も子どもも潜れるところは潜るし、穴から出るものがあれば気になるよね。
ひとりとひとりぼっちは違う。どかんねこのノネコは、ひとりで山の上に住んでいてももうひとりぼっちじゃない。
使われる言葉も絵もユーモラスで楽しい。
”まんげつのよーる!”
”ほろほろ、どかんねこのあしがいっぽん!”
月の光に照らされて猫たちが歌い踊る姿を見ちゃったら、もう楽しくてたまらないよね! -
「山に暮らしていたひとりぼっちのノネコ。ノネコは、さみしくなって山をおりることにしました。けれども、でっかい犬に追いかけられて、ノネコはびっくりして、土管の中に逃げ込みました。ところが、なんと、土管から体が抜けません。
なぜかというと、ノネコは、山で、毎日毎日お料理を用意して、お客を待っていたのですが、だ~れもやってきません。しかたないので、ひとりで食べてしまっていたので、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのでした。
土管にはまったノネコが、じたばたもがいているところに、猫たちが集まってきました。その日は、まんげつの夜。それから、なにが起きたかというと・・・・・・。」
かわいいし、リズミカルだし、どかんにハマって抜けなくなるどかんねこおもしろい。ハッピーエンド。
ストーリーはあまり印象に残らなかった。ので、何度も読んではいない。
文章結構長いので、ひとりよみできるのは小学校中学年~かな。宮沢賢治の童話を絵本にしたときぐらい長い。 -
ねこがかわいい。
たてがきで総ふりがなつき。
読みやすい文章だと思うので、絵本読み聞かせから一人読みへの移行期にピッタリだと思います。 -
まあ、おもしろいかな。
絵も文もなかなか。 -
絵が可愛かった(ご近所の太めの猫に似ている!)ので読み始めたが、ストーリーもありきたりではなくて、おもしろかった。
猫たちの緩い連帯がよく表れていると思う。