闇金ウシジマくん (46) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館サービス
4.05
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本棚登録 : 226
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098602865

作品紹介・あらすじ

国民的ダークヒーロー漫画、完結!!

滑皮に金を奪われ、仲間に裏切られ、
産廃処理場に拉致されたウシジマに勝機はあるのか!?

ウシジマと滑皮の対決、ついに決着――!!
そして、ウシジマが“最後”に取り立てた相手は…!?

【編集担当からのおすすめ情報】
単行本累計1700万部。
3度ドラマ化、4度映画化され、
一般社会で報われない人や、
裏社会と関係ありそうな人のことを
「『ウシジマくん』に出てきそう」と
例えられることも多々ある
まさに国民的漫画『闇金ウシジマくん』
堂々完結です!!

15年間の真鍋先生の想いが詰まった最終巻
よろしくお願いします。

感想・レビュー・書評

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  • かなり酷評になると思うが、思った事書かないと感想つけてる意味がない(今後の人生でまたこの作品を読む機会があった時に、当時の自分はどう感じながらこの漫画を読んだのかを参照できるのってすごい楽しいと思うんよね。)
    なのでそのまま思った事を記す。

    闇金ウシジマくん。知名度に対して内容の面白さが追いついてないことを46巻全部見て痛感した。この漫画が46巻まで続いたのは、ドラマが大成功したから。ってのが大きい気がする。

    まずメインキャラクターが章変わるごとに完全変更するので、キャラクターに感情移入しずらい。
    ウシジマくん率いるカウカウファイナンスのメンバーもいるにはいるが、殆ど出てこない章もある。
    章が映るごとに出てくるキャラクターが変わっていくのは全然ありだと思うが、メインのキャラクターまで変わっちゃったらそれもう、闇金ウシジマくんって看板背負ってるだけの別作品だよ。
    短編集見てる気分だった。
    いやもともと短編集作るつもりだったけど。
    って言われたらそれまでだけど。
    個人的にはもっとウシジマくんが中心で回っていく闇金ストーリーを見ていたかった。

    3.6点。
    涙が溢れるほどの心の躍動を感じた話はなかった。
    唯一ウシジマくんのセリフで

    幸せになるために金はいらねえが
    全てのことに金が必要だ

    ってセリフ(ちょっともじってる)だけぐっときた。
    そう。大金持ちになること自体を目標にしてる人がいるが、それは間違いだ。幸せになる過程で金ってのは軍資金になるから、スムーズに事が運ぶかもしれない。
    ただここで注意したいのは、金があるから幸せなんじゃなくて、金を使って何かするから幸せだってこと。
    金を増やすためだけに時間使ってたら一生幸せになれない。
    あくまで金は、幸せになるための道具であって幸せそのものではない。

  • 冷静に考えると悪い人なので、この漫画の雰囲気からもハッピーエンドとはならないかなと思っていたけど、いたけど、やっぱりラスト悲しい…。
    社長にはうさぎ飼いながら、生きててほしかったなあ。ヤクザくん編からは殆ど闇金業してなかったな。

    日本の格差と、暴力の連鎖と、虚しさと、お金の怖さと大切さ、色々考える漫画だった。あと、単純に面白い。読んじゃう。
    ウシジマくんは怖い人だが、一本芯が通っていて格好良く、まさにダークヒーローだった。無敵に見えた社長が追い詰められていく様をみるのは辛かった。

    とりあえずヤクザ、半グレ、闇金、手を出しちゃダメ絶対。

  • ☆4.0

    全巻読んでの感想

    ・ウシジマは言っていた。「独りで生きてきた。死ぬときも独りだ」
    あとウシジマが出所後初めて働いていたところの社長がウシジマに「悪いことをしていたら必ず自分にその報いが返ってくる」的な発言をしていた。

    作者としては納得の『ウシジマくんの最期』だったんじゃないかな。ウシジマはかっこいいけど、闇金で散々いろいろな人に地獄を見せてきたわけだし。

    ・個人的にはサラリーマンくん編はよかった

  • なんともまぁ…まあ、無理やり終わらしたみたいな終わり方?だったかなぁ…まあ、綺麗に終わったと言えばそうかもしれませんけれども…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ウシジマくん編?に突入してからなんだかやたらに人間関係の相関図が複雑化してきていましたけれども、ラストの巻となってそれが綺麗にまとまるかと言えば、そんなこともなくまあ……こういう物騒な内容の漫画ですから、そういうラストにあり得るよなぁ…みたいなラストでした。社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    そんなわけで作者にお疲れ様!と声をかけたいですねぇ…いやあ、完結まで本当に長い漫画でしたね! さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 37-46巻共通
    ついに終わっちまった
    こんな終わりかよ
    でもこれ以外の終わり方だとグロすぎるのかキレイすぎるのかしかないからちょうどいいのかな

  • 絶体絶命の大ピンチを、奇跡的な機転で乗り越えて、ハッピーエンドとは言わないまでも、それなりの形で完結。…かと思いきや、ウシジマくん、最後死んじゃった!?殆どの暴力を、それこそピストルとかまでかいくぐってきた人間が、ここで普通に刺される?と思ったけど、物語を締めくくるためにはそうせざるを得なかったのかな。もしくは、変わった形での自殺、って見方もありかも。そんなこんなで、何かもやがかった結末だったけど、総じて楽しませていただきました。

  • 45・46巻まとめて。

    これは良い終わり。
    うまいことしがらみをどうにかして、記念日に通常業務で終了。

    どう終わらせるかと思ってたが、これは、本当にお疲れさまでしたという感じ。

    感銘です。長きにわたりありがとうございました。

  • ウシジマくんはダークヒーローでも何でもない。闇金屋だ。根が真面目なので、取り立てに足を使う事を厭わない。仕事には手を抜かない。生まれた環境が違えば、普通の家庭に生まれていれば、会社員としても優秀だったかも…ではなく、闇金屋と言う天職に就くのに欠かせないスキルを持った天性の闇金屋だ。筋者ではないが、容赦ない取り立てには強面も必要、逃げる債務者を文字通り足で追いかける為の体力も必要、お金と言う「物」を保管する為の工作に必要な頭脳も必要、そして、信用できる仕事仲間も必要。

    チーム丑嶋にお涙頂戴的な湿っぽさを、丑嶋自身は持ち合わせていない様に見えるが、彼には「闇金に手を出す時点で終わってると思われる人間」にさえも「生」にしがみつく人間臭さを肌で知っている。人間には感情が有り、欲望があるのを仕事を通して誰よりも観察している。その人間の行動原理を理解している。そこが丑嶋馨と言う人間の最大の魅力になり、滑皮など、支配欲に取りつかれた男たちを刺激し続けたんだろう。

    漫画の定説から読み解くと、刺された際、ウシジマくんは読者から見て右向きに描かれている。『あしたのジョー』の最後のコマは左を向いている。右を向いていた場合、漫画本の造りから物語を受け止めてTHE ENDと言うのが定説で、ジョーは本が閉じられる先、左を向いているので「死んでない」とされている。描かれる筈の無い未来、先を見ていると解釈されているからだ。ウシジマくんは死んだのだろうか。作者は意図して物語を受け止める右向きに描き、最後のコマでも「仰向け」を逆さに描く事で紙面を上下逆にすると「左」に向いている様に描いている。私個人的には日々の入ったスマホを描く事で「連絡が取れず来るのが遅いと感じた柄崎がすっ飛んで来て、病院搬送されて生き返ったんじゃないか」と思いたい。

  • ついに決着!
    柄崎の芝居についてはなんか一回見たことあった気がする。
    高田はいい奴ですよ。戌亥も悪くない。
    こう言った仲間が集まってくるのはウシジマくんの人徳故。そして、結末もウシジマくんがウシジマくんである故だ。
    なんか最後滑皮が無駄にカッコよかったなぁ。恐らく滑皮はかっこいい人間として描かれているんだと思うんだけど、全然理解できなんだな。

  • ウシジマくんらしい終わり方でした。

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著者プロフィール

漫画家。神奈川県出身。1998年、『憂鬱滑り台』で「アフタヌーン」(講談社)四季賞夏のコンテスト四季大賞を受賞、同誌同年9月号に掲載され商業誌デビュー。2011年、『闇金ウシジマくん』(小学館)で第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。その他著書に『スマグラー』『THE END』(講談社)などがある。

「2017年 『THE END クライマックス編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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