象工場のハッピーエンド (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001319

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    小説とイラスト集の中間なのか。なるほど。でもどっちにしても物足りない感がするような…

    上京の時かっこつけて荷物を全部送ってしまい、何もない部屋で持参した本を読まざる負えなかった状況ってのは笑ってしまいました。まあそういう時って読書ははかどりますよね。強がりでもよい経験だった、と言えるようになれば良いのかな。まあエッセイの題材になったのだからこの方にしてみたらよい経験ですね、きっと。

  • スニーカーのはなしが好き。

  • この本が契機になって『日出る国の工場』が誕生したらしいので、読む順序が逆になってしまったが、とりわけ不都合はなさそうだ。ここでも、安西水丸とのコラボレーション。1983年に出版されているのだが、過ぎ去った1960年代の後半を回顧する掌編が多い。中には1930年代を再現する「サヴォイでストンプ」なども。絵は本文とは全く独立して描かれたらしいが、こちらも瓶入りのコカ・コーラがあったりして、偶然にも懐古風。篇中では、もっとも初期に書かれたという「鏡の中の夕焼け」が、ちょっと淋しさのあるメルヘンで好ましい。

  • ちょちょいのちょいと1時間程で読めた。 後書きを読んで、安西水丸氏は春樹氏の文章を一切読まずに挿絵を描いているということを知ってびっくり。 本当しっくり来るのはなんだろう。 本当この二人は名コンビ。 2010/084

  • 知ってても知らなくても、どっちでもいいんだけど、ふーんとか、おっ、とか思ったりする短編だった。

  • 3/17読了

  • 村上春樹×安西水丸さんのイラストエッセイ集
    村上さんはどんな文章を書いてもやはり村上春樹だなと強く感じる

    しゃべれる犬が飼い主に向かって言った台詞
    “昔のことなんか思い出したって惨めになるだけだ。
    惨めな人間に限ってもっと惨めになろうとする。”
    わかるけど、飼い主にそんなこと言ったら捨てられちゃうと思うな(笑)

  • 村上春樹の文に、安西水丸が画を入れた本。なんとも言えない雰囲気を漂わせてる本だ。軽い気持ちで読めた。

  • 象工場、スパゲティー工場、鏡の中の夕焼け。好き。
    短い。絵多い。

  • いつかしたり顔でジャズについて語れるようになりたいものだ、とは思うものの。

    これで本が成立するのだから、村上春樹とはボロい商売です。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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