- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101016016
感想・レビュー・書評
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未読
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これも読み直さなきゃなぁ。
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リズムが心地よい。どこかストイックさを感じた。
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文体がかなり古文に近い感じで、慣れないと意味がとれなくて大変でした……おもしろかったけど、1回読んだだけだと、筋を追うのに精一杯、だった気も。
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言葉の美しさに圧倒されます.にごりえは怖かったのですが,たけくらべはただただ素敵.幼く淡く強い少女の恋.
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色彩の美しさは秀逸。赤と黒がものすごく綺麗だ。ジェンダーフリーとか言ってる女よりもずっと人間としての生臭い感情を抱えてて、昔の女にもちゃんと自我があったんだなって、これを読んでやっと気付きました。
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実はにごりえはまだ読んでいないので、四つ星にしました。たけくらべに関していえば、五つ星でもいいのではというくらいです。美登利の感情の描き方、またその変化の仕方が巧みに描かれています。
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お話自体はあまり惹かれるものはなかった(残念)。文語体な気分のときに。
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中学生の頃、「たけくらべ」の一部を問題集か何かで学んだ。その後大筋をどこかで聞いたが、実際に読んだことはなかった。一度は触れようと思っていたので、古本屋で安く売られていたのを見つけて購入。
最初はかぎ括弧のない文章に多少面食らった。また、明治の文語そのままなので、とっつきにくさもある。が、いざ読み進めると文章の軽快なリズムに惹かれ、気づいたら抵抗がなくなっていた。
全編どの作品を通しても、社会や男性によって振り回される当時の女性の悲哀を感じる。「にごりえ」は主人公のお力も勿論だが、源七の妻も可哀想だ。「われから」のラストにも、義憤に似たものを覚える。男性は男性で苦労はあるだろうし、時代背景も考慮に入れるべきだと分かってはいる。だが、それでもこういう作品を読むとつい言いたくなってしまう。
男って、全くなんて勝手なんだ。