阿部一族・舞姫 (新潮文庫)

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著者 : 森鴎外
  • 新潮社 (2006年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101020044

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阿部一族・舞姫 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 削ぎ落とされた文体、本当に美しいと感じます。
    実は昭和25年発行、32年印刷版(旧仮名、旧字体)を実家の棚から見つけて読みました。直ぐに頭の中で変換できないせいかゆっくり読むこととなり、却ってじっくり味わうこととなりました。作家が書いた筈の文字で読む体験、貴重かもしれないと実感。

  • 図書館より。

    『舞姫』『うたかたの記』は擬古文で書かれているので、とっつきにくいのですがリズムがよいのでその分では読みやすいかな?といっても現代語訳がないのがつらいところ…『舞姫』はエリスの存在がとてもかわいらしくいじらしいです。

    現代語で書かれた作品では始めのうちはセリフのない場面での一段落が長くて苦労したのですが、慣れてきてからはあまり気にならなくなりました。殉死を描いた歴史小説『阿部一族』『堺事件』が印象に残りました。

  • 森鴎外記念館に行って、その後購入。寒山拾得は前にも読んだが、よくわからない。

  • 舞姫のあのダメ男感がとても好き。
    エリスに対する行動に全く誠意が感じられないし、嫌なことから逃げ回っているのがよくわかる。
    それでもどこか惹かれるものがあり、読み進めてしまった。
    森鷗外自身の自伝的な部分もあると言われているが、本当に森鷗外がこんな人だったのかと思うと文豪も人間なんだなぁと思ってしまう。
    自分が悪く見えないような書き方をしている主人公の文章の書き方を見ると、良くも悪くも人間臭さを感じると思った。

  • エリスたんハアハア

  • 僕にはまだ早かったようです・・・。
    難しい・・・。
    数年後に読み返せばまた感じ方は変わってくると思う。

  • 「舞姫」再読。

  • ドイツ人の貧乏な舞姫(踊り子)と、留学中の官職につく舞姫は学生との悲しい恋の物語。鴎外の経験を元にしてるらしいけど、どこまで実話か気になる。
    舞姫っていうタイトルが凄く格好いい。2文字でこれだけ美しい組み合わせって滅多にないと思う。

  • 【印象】
    日本からドイツへ留学する青年と金髪碧眼少女の愛、辛苦。
    武士たちの死の連鎖と社会的圧力。兵たちの数奇な運命と時代の変わり目。
    神話と歴史の分離において自身の立場に苦悩する若者。盲目性と仮定。他。

    【類別】
    小説。短編集。
    ロマンス等。史実を題材とするものも。

    【構成等】
    短編としてしっかりと纏まっているものが多いように感じました。

    【表現】
    文語体のものもあります。
    短編によって地の文の形式が異なっています。一人称視点のもの、三人称視点のもの、そのふたつが混じったようなもの。

    【備考】
    本レビューは1968年発行1985年改版の52刷を読んだ後に書かれました。

  • 舞姫しかよんでない~

  • 「舞姫」以外は初読。時代的なものなのか、よく分からないというか納得いかないのが「阿部一族」「かのように」の2つ。「うたかたの記」は本当に狂ってるのは誰だろう。「鶏」「余興」は少し笑った。「寒山拾得」は何故2人は笑ったのか。個人的には「余興」「じいさんばあさん」「かのように」が良かった。

  • 阿部一族
    又七郎が阿部家と懇意にしていて妻を見舞いにもやりながら討ち入りには自ら猪一番に飛び込んでいくという観念がわからない。
    また弥五兵衛も飛び込んできた又七郎と相対して当然としているのがわからない。
    お上に忠実であるならば匿う必要もないがわざわざ自ら討ち入らずとも黙っていてもよかったと思う。
    しかしわからないと感じるのは時代が違うだけのこと
    なぜか納得できてしまうこの感覚はやはり日本人だからか

    堺事件
    これもまた日本人だからか
    もちろん切腹できるはずもなく、さらに大網を引っ張り出すなんてもってのほかだけれどもこの盲目、妄信、神風の思想は日本人そのものであると合点する
    しかし当然自分たちも腹を切るつもりの九人が切らせてもらえず、流刑になり、士分にも取り立ててもらえないままに死んでいくのを可哀想と思うのはおかしいだろうか

    かのように
    最後の議論がいい
    まったく違う二人が誇張も冷笑もなく互いを認めながら真剣に戦わせる様は美しい

  • 「阿部一族」や「舞姫」・「堺事件」など名作揃いの一冊。

    改めて「堺事件」を読んで、「高瀬舟」同様、背筋をぞわぁっとさせるのが相変わらず上手いなぁ、と感じた。
    敵のため死刑にされるくらいなら、国のため切腹にして欲しいというこの論理が理解出来てしまう自分が不思議である。

  • 『我豊太郎ぬし、かくまでに我をば欺き玉ひしか』

  • この本に収められている作品よりも、先日読んだ『雁』の方が好き。
    『舞姫』や『阿部一族』は有名な作品なので、自分の中での期待値が高すぎたのかも。
    一方的に置き去りにされるエリスの姿があまりにも悲惨で、悲恋などという言葉で片づけられるものではない。
    自伝的作品と言われているが、こういう話を読んで当時の人はどういう感想を持ったんだろう。
    太宰の『人間失格』もそんな感じだけど、言ってしまえば暴露本のようなものの気がして、名作とはいえあまりいい印象を持てなかった。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.6||M
    資料ID:95970386

  • 高校の授業以来数十年ぶりの「舞姫」再読。青空文庫で読むのは断念して本棚から文庫を探して読んだ。適度にフリガナがありこちらでは読めた。こうして見ると内容はともかく「舞姫」「うたかたの記」の文体は結構クセになりそう。好きな作品は「じいさんばあさん」、意外な純愛ものと「寒山拾得」。「阿部一族」「堺事件」は読みづらかったけど印象的。どの作品も、私のレベルでしか咀嚼できないけれど鴎外見直しのいいきっかけとなりました。私の古い文庫の表紙はブランデンブルグ門だった。感慨深い。

  • 先日興味深い話を聞いて検証してみようと思った♪
    【舞姫】の描写の中に宅内の様子が描かれるがその間取りに矛盾が生じるとか♪
    読み終わったら図面におこしてみよう♪

  • 10年前から家にあるけど、斜め読みしてから舞姫嫌いで結局一度も読んでない。

  • 阿部一族が痛ましい。
    武士社会と言うものの、命の軽視。
    森鴎外の、「心を描かぬ」手法それもまた、痛ましさを覚える。
    野蛮といえば野蛮だが、その精神の独自性と忍耐強さは、私たちの過去とは思われぬほど。

  • 久しぶりに読み返してみた。「鶏」の石田小介、旦那に似てる。

    鴎外は言文一致よりも古めかしい文語チックな文体のほうがつやっぽくて好き。

  • 高校生の時に課題図書として全部書き写した61ページ、文字数25000程度の作品。当時は書き写しで疲れて内容は全く読んでいなかったので、ずっと気になっていたので読んでみる。主君に切腹を許されなかった阿部弥一右衛門とその一族の話。読んでみて高校時代では理解も共感もできなかったと思う。阿部弥一右衛門が主君とソリが合わないところが現代サラリーマン生活とすごく相似する内容(切腹まではしないけど)。

  • じいさんばあさんが良かった。二人の初々しさの理由が最後にわかって、気が付いたら何度もうなずいていました。

    他の話は少々読みづらかった。

  • 高校生の読書シリーズ。やはりこれらの作品は高校生の時に読んでおくべきものであるなと思ったけれど、なんというか筆致が冷徹というかあまり感情を交えずに坦々と語る語り口がこの文語調にとてもマッチしていてこれはこれで一つの表現として確立した形なのであろう。阿部一族の末路はあわれであるが、武士というものはこういうものだ、と言われればそれまでだ。

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