- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101058214
感想・レビュー・書評
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小学生にとって夏は特別。田舎の匂いや縁側で食べたスイカ、花火、暗がりで見たホタル。そんな懐かしさを思い出させてくれる一冊でした。
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2006.10.5
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登場人物たちの気持ちが大切に描かれていて、切なくなったりホッとしたり…。
角田さんのこまっしゃくれた(たぶん)子供時代が目に浮かびます。 -
バカな親父と一緒にしたキャンプとか
思いだして心あったまった。 -
角田光代さんらしい、読みやすく難しくない言葉で綴られた、口に出せないやさしい、そして良く分かる思いの物語。最後まで明かされない秘密も、だからこそ含みがあって、膨らんで、素敵。
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父親として、子どもとの関わり方を考えた作品でした。角田光代さんの作品は、家族を扱ったものの中では秀逸だと思います。
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年頃の女の子が感じるイライラや親に対する不満…。ハルを通じて懐かしく思い返していた。
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久しぶりに読めた本は角田光代でした。
角田さんらしいっちゃらしい。この雰囲気。けど、もう少し期待していた私にとっては少し物足りない。
読んだ後に久しぶりに達成感というか、ここいい!みたいのがなくて解説を読んだけどいまいち納得できず。
けど、小学5年生のとき、自分のことを自分で決められない感じとか
あのころは自分にとっては全てで必死になっていたものを、大人は惜しげもなく捨てたりすることに対する怒りとか、は、すごく懐かしかった。 -
五年生の夏休みの第一日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は二か月前から家にいなくなっていたおとうさん。だらしなくて、情けなくて、お金もない。そんなおとうさんに連れ出されて、私の夏休みは一体どうなっちゃうの?
海水浴に肝試し、キャンプに自転車泥棒。ちょっとクールな女の子ハルと、ろくでもない父親の、ひと夏のユウカイ旅行。私たちのための夏休み小説。
読みやすかった!
最初はどうなっちゃうのかなーと思ったけど、最終的にはよい終わりかただと思いました。
夜の海で浮かぶシーンがよかったなぁ(*^_^*)