おのぞみの結末 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098074

感想・レビュー・書評

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  • 初の星新一さんの作品。
    ショートならではのテンポと、
    ストーリーの展開力は見事。

    奇抜なシチュエーションで、
    読者が妄想を膨らめて、
    今回はどういう落ちが来るんだと、
    悩みに悩ませておいて、
    おーそうきましたかと裏切られる心地よさ。
    はい!想像もしていなかったそんな結末がお望みでした。

    作者が、どうだ?こういうのは?って言ってる姿が目に浮かぶ。

    時に人情話だったり、死神がでてきて、
    落ちがあることはみんな知っていて、
    そこまでどう展開し、どんな結末が待ってるのか。

    この展開は落語にとてもよく似ている。

  • オチが怖い(笑)でも、何冊か読むと、だんだん慣れてくる感じがした。

    文庫で一番好きなのは、白い服の男かなぁ。

  • 星新一を初めて読んだのは中学生の頃、学校の図書室で。もう20年以上前。
    相変わらず、だまされながら、あっという間に読みました。

  • 星さんの物語の根底にあるこの世界に対する辛辣な風刺が好き。思春期のころは読み進めていくうちに怖さも感じていたなあ。怖いけど読まずにはいられない。

  • 社会の常識への皮肉が光り、風刺的要素も多くある。心に刺さったのは「親しげな悪魔」。悪魔の最後の言葉は、まさに今の日本社会を表しているようだ。

  • あいかわらず安心して読める.
    「要求」の話が好きかな.

  • おのぞみ、というより驚愕の結末。
    星新一らしい読者を裏切る結末が最高にシュール。

  • 中1くらいの頃、実家のマンションには、読み終わった本を共有する本棚があって、そこからこの本をたまたまゲットして、星新一デビュー。以降の1年で数十冊は読んだと思う。この本は、ショート・ショートというよりは、短編集。メロンライスにガムライス・・・

  • もうタイトルからして傑作です

  • 「こういう時、人はこうするだろう」とか「これは、こうあるべきものだろう」といったような思い込みや常識を覆してくるストーリーが、星新一さんの作品の面白さだと思います。「もしこんな時こんなことが起こったら…」という内容は遊び心があって、想像力を刺激されます。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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