ノックの音が (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.73
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本棚登録 : 3008
感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098333

感想・レビュー・書評

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  • 和解の神が好き

  • 全て「ノックの音がした。」から始まる15のショートショート。
    面白い!オチを予想しながら読んでいるけど、毎回予想外の結末で驚かされる。

  • これ今まで読んだ星新一作品で1番好きだった
    全編ノックの音がした。から始まるショートショート
    全て最後のオチになるほど〜、、!ってしてしまう、おすすめの本貸す時にこれも入れたい、ひえっっ、、、てする感じ

  • 現実にも似たようなことがありそうだった。

  • 「ノックの音」から始まる15のショートショート。短い物語なのに二転三転と転がる様は素晴らしい。「現代の人生」と「夢の大金」が好きだな。あとがきがとても良い。星先生、粋な方だったんだろうなー。

  • 考えることは、今日という一日だけでいい。そのかわり全能力を注ぎこみ、後悔をしないだけ楽しむのだ。

    昔に書かれたものとは思えないくらい新鮮に感じる話があった。結末が想像できるものもあったが、それも先が気になりつつ推理しながら読む楽しみもあった。ノックだけで何話も思いつくアイデアの豊富さに感心した。登場人物が少ない中でも意外なストーリーの展開に改めて才能ある著者だなと感じた。

  • 星新一初めてやったけど、面白かった!

  • 半分ちょっとで読むのをやめてしまった。
    星新一のショートショートは読みやすく面白いが、最上ではないというのが今のところの感想。ファンの方には申し訳ない。

    これだけの数を書いていることには感嘆する。
    しかし、短すぎるゆえ筋がはっきりしすぎていて、遊びの部分が少ないことがどうも自分には合わないようだ。

    オチは面白いが、それでも「落ちた」という感覚だけで、読者側に考えさせる余白や余韻が少ないということなんだと思う。

    逆にいうと短い文章での完成度は非常に高いので、そういったものを求めている方にはおすすめしたい。

  • 同じ一文から始まりながら、全く違う部屋、シチュエーション、お話が展開されるショートショート。
    初版が昭和60年……私が手に取ったものは第30刷版でした。
    星新一さん=SFのつもりで手に取ったのでサスペンスやコメディという感じで事件ものがいくつか入っていることには驚きました。勘違いものというか、認識のすれ違いやお互いの隠していることが話の核となっている流れのものもあり楽しく読めます。

  • ショートショートの神様。


    ノックの音がの文言から始まる15の短編集。

    それぞれの部屋に、ドアノックという非日常の音が鳴り響き、物語がスタート。
    落ちはなんだろうなと想像しながら、ストーリーに引きずり込まれる。そして予想していたよりも捻られたオチに驚かされる。

    ほかのショートショートとは違い全ての話が、その部屋の中だけで完結するというのが、十二人の怒れる男のようで、本当に見事。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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