- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101104294
感想・レビュー・書評
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"正義感だけでは、世を正すことがとてつもなく困難な様が描かれている。不条理がまかり通る世界で過ごさざるを得ない状態に身を置くことを考えてみた。賢い人は、その組織を去るのだろう。残るにしても気持ちを曲げてまで組織に残らざるを得ない人は病んでいくほかない。清く動けばつぶされる。
今2012年にこの小説を読みながら、過去にありえたことなのか疑いたくなるほどの世界がここにある。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
# 4巻は文庫版で読む
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御巣鷹山事故後、利根川総理(中曽根)は国民航空(JAL)の立て直しを図るために新会長を国見に依頼する。会長就任から時を経て国見と、利根川総理、影の参謀といわれている龍崎との新橋料亭での会話(P396~)この龍崎とは、山崎豊子の小説『不毛地帯』に壱岐正としても登場する人物である。
後もう一つ、賄賂で腐敗しきった会社の上層部に億の金を用意する格安旅行代理店の風雲児フランクこと永井藤夫ってHISの創立者、澤田秀雄のことか・・・ネットで調べてみるがヒットでず。なにやらきな臭いにおいが(あくまで小説のはなし) -
なかなか陰鬱とした気分になる内容。
いかにもこいつら悪いことしてます!って内容が満載だけど、実際JALってどうだったんだろう
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国見会長と恩地の会社の立て直しは前途多難。あれだけの悲劇を起こしながら、想像を絶するほどの私服を肥やす魑魅魍魎たち。どう対抗していくのか。
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腐りきった会社の体質。
御巣鷹山の悲劇。
あの惨劇が再び起きなかったことが奇跡のようだ。 -
「空の安全」をないがしろにし、利潤追求を第一とした経営。御巣鷹山の墜落は、起こるべくして起きた事故だった。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。「きみの力を借りたい」。国見の真摯な説得が恩地を動かした。次第に白日の下にさらされる腐敗の構造。しかし、それは終わりなき暗闘の始まりでしかなかった……。
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国見会長を迎え、”普通の企業”へスタートを切るも、前途は多難。
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第5巻でまとめて
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ますますイラつく4作目。ほんとうに酷い会社・・・ 最後ももやもやが残るんだろうなあ、実際のあの会社の話だし。ああ、やだやだ。