Dの複合 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 593
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109282

感想・レビュー・書評

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  • 2016.1.5
    やはり犯人はあいつかと。
    途中の引き込まれ具合はさすが松本清張。
    但し、最後は今ひとつインパクトに欠けるか。
    民俗学、抑留説は面白い。
    東経、北緯、あそこに符合するところがたまらんな。

  • いろんな出来事がどんどん繋がっていって、ちょっとずつ真相みたいなものが見えてくるんだけど、なぜかドキドキ感がない。
    読み終わっても、なんだか納得行かない。
    もっと簡単な方法はいくらでもあるんじゃないか?
    随分大層なトリックを考えたもんだなぁ。
    もっとシンプルにできると思うんだけど。
    学生のとき、シドニィ・シェルダンの作品にはまったことがある。
    あれと似てる。
    そんなにうまくことが運ぶ訳ないじゃん!って突っ込みを入れたくなるの。
    どうやらわたし、松本清張さんの作品に関しては、短篇の方が好きみたい。

  • 無理矢理感が否めません。

  • なにもそこまで考えなくたって、ほど。
    フダラクがまたでてきた。こないだ読んだ隠花平原でもでてきたし。

  • 民族伝承と殺人事件を絡めている。民族伝承(浦島伝説や羽衣伝説)の話は非常に興味深いものの、本筋であるはずの殺人事件が動機も殺害方法もアリバイも微妙。民族伝承だけで良かったのではとすら思える。色々と無理があり、千葉に来たからといって館山に成田の読者を呼ぶというのはかなり無理がある(千葉県民ならわかるはず)というようなことがかなり多い。もっとも50年も前の作品に文句をいうのは無粋か。途中明石の話が出てきたので、明石の天文台とか明石の学校に通っていたのに全く訪れたことないことを思い出した。

  • 図書館にて借りました。

    古代史、民族説話と現代の事件を結ぶミステリー。
    2時間ドラマの松本清張版みたいな感じ。

  • いわゆる旅情ミステリーのはしり。

    清張さんらしからぬご都合のいい展開にリアリティを欠くミステリーになってしまいました。

    時代は清張ブーム真っ盛り、D点のアイデアだけで乱暴に書いた作品のような気がしますね。

  • 2009/12/31

  • 古代史、民俗説話と現代の事件を結ぶ雄大な構想から生れた本格的長編推理小説。

  • 美女をものにする羽衣伝説、乙姫と悦楽し続ける浦島伝説。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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