けものみち(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109695

感想・レビュー・書評

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  • 悪女、刑事の執念、権力者の老人とサスペンスの具材がぶち込まれたピカレスクストーリー。
    男は肉体を求め女は保障を求めるという真理は不変。

  • 社会派小説
    〈けものみち〉に踏み入ったものたちの悪と情痴の世界。

  • まあまあ。。

  • 米倉涼子が主演してテレビドラマ化されましたが、ラストは原作と大きく違っていましたね。
    でも、個人的には原作本来の終わり方こそ、この物語にはふさわしい気がします。
    こういう「男を食いモノにしてるつもりで結局のところ食いモノにされ、落ちるとこまで落ちていく」汚れ役は米倉涼子みたいないかにも愛人顔の女じゃなくて、松嶋奈々子みたいな正統派の女優さんに演じてほしい。

  • 女の情念がすごい。
    読みやすいけど、
    ただ、今一のってこないな。

  • 無性に、松本清張が読みたくなって未読なこれを読んで見ました~。
    超長編。

    本当はもろ殺人事件バリバリの本を期待してたんだよね~。
    これはこれで面白かったけど、半ばあたりで、じじぃと民子とかのシーンが出てくると「またかよ~」とうんざりした箇所もちらほらあったな~。
    でも、政治の裏のカラクリは、やっぱり昔も今もこういう感じで変わらないのよね~。
    話自体は結構、先が読めるような感じなんだけど、こんなに長編をスラスラ読めるのは、やっぱり松本清張だからだよね~。

  • スケベジジイの話
    読み終わっても特に何も残りません

  • 下巻にて

  • 脳軟化症の夫を放火で葬った旅館の女中である主人公は、ふとしたきっかけで政財界の黒幕の愛人としての第二の人生を始めることになる。夫殺しの疑いで執拗に付きまとう刑事、黒幕の二の腕、ホテルの支配人など、登場人物が次々と不幸な目に遭う展開。「黒革の手帖」や「わるいやつら」のようにあまり救いようのないストーリーなので、気分の落ち込んでいる時に読まない方がいいかも。

  •  割烹旅館で働く31歳の民子は、病気で回復の寝たきりの夫に縛られた暮らしから逃れるべく、知り合ったホテル支配人・小滝と共謀し夫を焼殺した。民子は小滝に思いを寄せつつも、政財界の大物・鬼頭の女になっていた。
     一方、火事に不信を抱き民子を疑う刑事・久恒。物語は政財界を巻き込みどろどろに・・・。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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