町奉行日記 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134307

感想・レビュー・書評

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  • 周五郎は長めの短編の方が好きだ。

  • 20031029

  • 表題の江戸奉行日記他10編の短編集。個人的には「土佐の国柱」。

  • 「偽悪」というコトバがありますが……。
    正しいことを行うために、あえて悪者になる生き方。
    そんな人生が、いくつもつづられた短編集です。

    もっと器用に、人々に愛され感謝されながら、
    スルスル生きたらいいじゃない!
    と歯がゆさを感じつつも、
    かっこいいなぁ……と思ってしまうのです。

  • 周五郎の中でも
    特に面白かった覚えが。

  • これも映画はいまいちだったな。

  • 大衆小説を扱っている色々な雑誌に掲載された短編を集めたものです
    内容がすばらしいです。特に文章が巧妙だったり、ストーリーに意外性があったりする訳ではありませんが、非常に好意の持てるキャラクターと人間味あふれるストーリーに惹かれます。「惹き付けられる」といった強い感じではなく、ふわふわと、「あぁ、うまそうな匂いだなー」みたいな(解かりにくいかなあ...)
    実際の世の中に、この本の中に出てくるような人はそういないとは思いますが、別に作者は楽観的な、または安易な考えからそのような人物を登場させたのではなく、そこに彼の希望やメッセージを託したものだと、僕は思いました

  • この短編集は,山本周五郎の魅力満載。どの話にもはずれがない。

  • 映画にもなった表題作は良かった。
    一度も奉行所に出勤しない小平太が、裏取引の巣窟を掃除する物語。誰が味方で、誰が敵か推理しながら楽しめた。
    奉行所の役人の日記と通常の物語が入れ子で展開するのも新鮮な手法でした。

  • 山本周五郎って言えばラストのどんでん返しでしょ!という人が知り合いにいますが、ほぉそーなのかと思って読んでみたら本当にどんでん返しの連続で面白い!こーゆー江戸を舞台にしたようなの敬遠してたけど、かなり笑えて泣けていい話満載です。わたしは「わたくしです物語」が一番のお気に入り♪

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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