町奉行日記 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134307

感想・レビュー・書評

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  • 1979年3月新潮文庫刊。10編の短編小説。映画どら平太よりずっとずっと面白かったです。金五十両が、心に残りました。晩秋も良かった。さすが山本さんのお話はどれも良いです。

  • 2015/12/7ブックオフ購入
    2015/12/9読み始め
    2015/12/17読了

  • 間違いない。

  • どの短編も人の心の機微を巧みに表現してあって、心に響く物語だった。
    お奨めの一冊です。

  • 似た主題の江戸モノを集めた短編集。悪い言い方をすればどれも同工異曲なのだけど飽きさせない。流石。

  • 2000.12.4〜12 読了

  • 武家物中心の本著。

    「わたくしです物語」はドラマや舞台映えしそうな話。
    「金五十両」も不幸な主人公の最後の言葉がグッとくる素敵な話。
    滑稽もの、感動ものなど様々な話が読めるので、面白い。

  • 10編の短編が収められているが,いつものように胸をすくようなどんでん返しで一杯である.山本周五郎の小説に惹かれるのは,人間の業の深さを描きながら,必ず希望も見せてくれるからではなかろうか.有名な「さぶ」もそうだったが,主人公が傲慢で,他人をねたみ,自分の不幸を全て世間のせいにしているのが,成長する,というのもお決まりのパターンですね.
    実は「どら平太」の原作となった「町奉行日記」は個人的には今ひとつで,少し山本周五郎らしくないように思う.

  • 短編集。山本周五郎さんの粋な物語がたくさん入っていて楽しかった。

  • 再読。
    滑稽ものはつい何度もめくってしまう。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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