ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101135076

感想・レビュー・書評

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  • 劇団四季で上演されていた劇の原作です。
    小学校の学芸会で上演したこともあり、
    ストーリーは大体知っていましたが、
    台本や劇とは違った雰囲気がありました。
    劇から原作の本を読んでみたのは2冊目でしたが、
    原作独特の良さを楽しめるので
    これからもそういった本を見つけていきたいと思いました。
    また、劇で演出が新たに施されている部分などを発見したりと、
    色々な楽しみ方をしていきたいです。

  • 2008/10/22購入。表紙からは予想できないくらいファンタジー。少年の成長ものがたり。読書感想文なんかによさそうなお話・・・

  • 確か中学か高校の現代国語の模試問題にとりあげられてて、気になって買って読んだ一冊です。

  • 未読です。すみません三浦さん。

  • 中学受験のころ、とある学校の試験問題にのっていたのが読むきっかけだったような・・・。塾の先生に借りて全部読んでみて当時すごくはまった。都会から田舎にひっこしてきたいじめられっ子の少年とその土地に住む座敷わらし達との友情ストーリー。ほのぼのする所もあり、ほろりとする所もあり。もう一度読んでみようかな。

  • 一度興味を持つと、極めたくなる性質は健在。
    amazonで、原作本と劇団四季のCDも購入。

    『ユタと不思議な仲間たち』の原作は昭和46年初版なので、もう33年前。
    読んでみる。
    舞台では5人(ペドロ、ダンジャ、ゴンゾ、モンゼ、ヒノデロ)しか登場しない座敷わらしたち、原作ではさらに4人(ジュノメェ、トガサ、ジンジョ、ジュモンジ)加わる。
    しかし、殆ど物語に関わらないのが悲しい。

    えーと、ユタ、原作のほうが生意気です。
    村に化石の調査で泊まりに着ていた女子大生がいたのだが、「女が化石の調査?」と。
    ま、当時の感覚にはこういうのがあったんだろう。

    そして、聞きにくいことも直球でぶつけてくれる子供のようです。
    「わだ わだ あげろじゃががい」
    と言う言葉はこの物語ではかなり重要な言葉なのだが、元の意味は
    「僕だ 僕だ 開けてよ お母さん」
    座敷わらしたちにその意味を聞いたあとに、
    「でも、ペドロたちにお母さんはいなかったんだろ?」
    とはっきりのたまってくれた。
    お前、ペドロたちが間引きされた赤子だと聞いただろう、と。

    でも、ユタが村に受け入れられていく様子は原作のほうがよくわかる。
    目標のために向かっていく姿も、こっちのほうがひたむきに感じる。
    どっちにしろ、憎めないキャラだと思う。

    CDのほうは、やはりダンスがないのが寂しいところ。
    でも、歌詞がついてくるので、舞台で見ただけではよく聞き取れなかった言葉などがよくわかって良い。
    また、次に見に行く時にはもっと楽しめそうだ。
    ずっと歌詞カードを見ながら一緒に歌っている自分がいる……。

  • 都会の育ちの貧弱な少年がこれまた渋いキャラの妖怪達と出会い、成長していく。
    ジブリ映画を見ているようで楽しい(笑)

  • 昔って本当に座敷わらしと普通に遊んでいたのかもしれない。
    最後、心が温かくなった。

  • これは、なんか本当に悲しかった。
    わたしは絶対に中絶はしない。
    と決めた。

  • 古すぎてイメージ出ませんね…。座敷わらしといじめられっこの男の子が仲良くなるファンタジー。ほのぼのする。座敷わらしがかわいくて仕方なくなる♪

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著者プロフィール

三浦哲郎

一九三一(昭和六)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。五五年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、六一年「忍ぶ川」で芥川賞、七六年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、八三年『少年讃歌』で日本文学大賞、八五年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、九一年『みちづれ』で伊藤整文学賞を受賞。短篇小説の名手として知られ、優れた短篇作品に贈られる川端康成文学賞を、九〇年に「じねんじょ」、九五年に「みのむし」で二度にわたり受賞。他の著作に『ユタとふしぎな仲間たち』『おろおろ草紙』『三浦哲郎自選全集』(全十三巻)などがある。二〇一〇(平成二十二)年死去。

「2020年 『盆土産と十七の短篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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