夏の終り (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101144016

感想・レビュー・書評

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  • 初寂聴さん。

    あっけらかんとした雰囲気に圧倒。
    時代的にはかなり厳しい目を向けられたろう・・・に。

  • 上品な日本語と各人物の情景描写が丁寧。不倫を題材にしたストーリーにもかかわらず、ジメジメ鬱屈した気分にならないのが不思議なくらい。

  • 始終、夏の気怠い感じ、じめじめとした空気なのですが不思議とさくさくと読み終えてしまいました。

  • 映画化されるのを知り読みました。四角関係と言う本来なら重く暗い結末が訪れるかと思いきやカラッとした読後感でした。良識ある人から見ればかなり逸脱した生活を送る彼等ではあるが、それ故、自分の気持ちに偽りなく生きて行こうとする心の葛藤がじりじり感じられる作品でした。

  • 映画がこの夏に公開され、満島ひかり/小林薫/綾野剛が出演というので読んでみることに。
    読めば読むほどキャストがぴったりで、とても映画公開が楽しみになりました。

  • 初の寂聴さん作品。一人で生きるのも大変な今、不倫なんて絶対できないと思いつつ、主人公の女性の心も理解できるところがあり。最後に男性との別れを実感、確信するくだりは特に響いたな。私もそんな年齢になったってことか。

  • 映画化されるので復習

  • 昔はセンセーショナルだったんだろうということはわかるのだけど、登場人物誰もが子供っぽくて堪え難いものがあった。いまの時代で当てはまるのは、恋愛なくして生きられない人もいるのだということ。自分に正直に生きてれば辛いこともあるだろうけど、それが本人にとって一番幸せなんだから仕方ない。それにしても、主人公はだめんずマグネット。

  • ん~初寂聴本。良し悪し判断付かず…ただ戦後すぐの小説としては過激で先進的なのはわかる。
    ん~やはり革命戦士の書く小説は革新的

  • 知子の愛って、理解出来ないんだけど、なぜか共感する部分も多くて。誰一人、憎めない、不思議な物語。人って奥深くて、複雑で面倒な生き物なんだなと思った。他の作品も読んでみよう。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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