- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152332
感想・レビュー・書評
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項羽と劉邦、追い詰められているのは果たしてどちらか。どこでどう運命が変転してしまったのか…
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EVERNOTE登録済
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2015/12/27
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人生 何のために
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項羽の死に様には信念があった。
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負け戦がつづく劉邦は、配下の助けを借りて何度も窮地を脱出する。やがて広武山にて項羽軍と対峙することになる。
読了後、2012年に中国で制作されたTVドラマ『項羽と劉邦 King's War』(主演:チェン・ダオミン、ピーター・ホー)を観た。文章だけではわかりにくい当時の様子が視覚的に補足された。 -
上、中巻は一度に購入できて、一気読みした。
下巻だけ手に入らなくて、やっとこのたび読めた。
札幌から新千歳、そしてセントレアに着くまでに読み終えた。
項羽の滅亡でこの小説は終わる。
でも、分量としては項羽が劣勢に向かうのは、この間の後半。
滅亡への道行は、おそろしくあっけなかった。
まずそれが一番印象に残った。
もしかすると、司馬さんは項羽のことが好きなのかも、とさえ思った。
この小説の魅力は、それぞれの人間像が鮮明なこと。
酃食其とか、韓信の末路には、その人柄と合わせて読むと何とも言えない気持ちになってしまう。
張良や䔥何といった人物は、戦いに明け暮れる英雄たちの間においてみると、何かすがすがしい感じがする。 -
11/27
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古代中国の話なのに、現代に生きる日本人に通じるところがたくさんあった。
どちらが勝つかはもうわかっているのに、引き込まれてドキドキわくわくした。