真田太平記(二)秘密 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156354

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  • 本能寺の変から小牧長久手の戦いの時期を扱う巻。

  • 織田信長が本能寺に討たれたことから再び混乱する諸国。真田昌幸は先を見据え上田築城に熱中する。一方で真田家の複雑な血筋が家中に混乱を与える。流石に面白いです。この巻は女性がキーとなります。昌幸の女癖の悪さが元で混乱するわけで、知謀に長けた昌幸がこの件では 腰が引けてるのが何とも良い味してます。2人の息子と従兄弟のエピソードもこれから面白くなる予感がぷんぷんする面白さ。取り巻く敵味方の武将たちも度量の大きさが光る描かれかたで心地よい読み味です。当時の地図を見ながら読むと位置関係が分って面白い。

  • 本能寺の変による時代の急変。そして 徳川、上杉との対峙。時代を生き抜く 真田の真骨頂が描かれる。

  • ストーリーの動きが遅い。

  • 待っていました上杉景勝!!と言わんばかりのイイ男。
    やっとなんとなぁーく1巻の続きが分かってきたようなそんな感じ。

    佐平次はもよと仲良くていいわねぇ~とか。
    真田兄弟の活躍も徐々見えてきて嬉しい。
    それにしても角兵衛が気になります
    一体どこへ行ったのかしら。。。。

  • 今回は前巻で匂わせていた出生関連について少しずつわかっていく回。
    いうまでもなく登場人物が多くててんやわんやなのですが、わかりやすいように描かれています。他の人の成長はあまり見えないのに、なんか佐平次だけ所帯地味ているというか、変化してきて面白いです。角兵衛はどうなるのかしら、とか、景勝がいい人過ぎてびっくりしたとか、あとこれ10巻分感想書くにもどこをどう書いていいか2冊目にして挫折しそうだとか、思うことはいろいろですが(笑)地道に読んで行きたいと思います。

  • 上田城築城開始から、上杉家の傘下に入るところまで、だったかな。

    最後の方のページで、上杉景勝が登場しますが、
    非常にかっこよく、この巻の全てを持っていってしまった感があります。

    真田の家の秘密が少し明かされました。
    少しずつ明らかにされるので、続きが気になります。

    向井佐平次は、少しのんびりとした性格で、
    愛嬌のある人物ですね。

  • 〈図書館本〉源三郎、源二郎の出生の秘密が明らかになる。歴史上幸村が有名なので源二郎に興味が行ってしまうが、源三郎の戦ぶりも格好よかった。ちょっと昌幸よ、大概にせいという感じだが。上田城の築城も始まり領土を固めつつあるが、北条、徳川と相対することに。この巻で一番格好よかったのは真田一族ではなく上杉景勝だな~。過去の出来事にわだかりを持たず、そして源二郎を人質に差し出そうとした時のあの台詞。とてもしびれた。さすが謙信公の跡を継いだ大きな人物だった。

  • 子供の頃、児童文学で真田幸村を読み、子供ながら真田十勇士の活躍に胸躍った記憶がよみがえりました。
    私の中での歴史小説ベスト5に入ります。
    大好きな作品です。

  • 大勢力の狭間で必死に生き残ろうとする真田家。
    圧倒的な時代の流れの中で、手練手管で荒波を乗り切ろうとする一族が格好良すぎます。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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