真田太平記(二)秘密 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156354

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  • 本能寺の変後、真田の周辺の変化。秀吉と家康の対立。小牧、長久手の闘い。徳川家康の傘下に入るも沼田城をめぐる徳川、北条の約束の為に変化する3者の関係。佐平次の結婚からの源二郎と佐平次の喧嘩と和解。上杉景勝と真田昌幸との会見。

     2010年1月28日再読

  • なんで幸村ってつけたんだろう。

  • い−16−35

  • 94年22刷本

  • やっとこさ、源二郎が真田幸村だということがあかされ、わくわくがとまらない。

    真田昌之のお家騒動と、信長が死に激動の時代を弱小勢力でありながら、重要な役目を担う真田家がどう活躍するかが見物。

    小説のお話が史実に沿っているかは別にして、読みやすく、次の展開を期待せざるを得ない。

  • タイトルの「秘密」に関しては、いきなりわっと明かされるわけではなくて、その前の話からなんとなく連想することができる。

    話の構成は、角兵衛の話、源二郎の秘密、昌幸の上田城築城の決意など。

    時代は織田信長が亡くなり、臣下であった羽柴秀吉が勢力を伸ばす。一方で、徳川家康もまた、北条氏と掛け合い、自身の勢力をつけていく。
    真田家は表面上では、家康についている状態にある。

    お徳が妊娠したり、佐平次がもよと結婚したり、角兵衛と源二郎の間でいざこざがあったり、この巻にもたくさんのエピソードが収録されていたが、何よりも気になるのは…

    お江は何者なんだ!

    彼女がいつも何を考えているのか、気になってしょうがない。なんで源二郎…佐平次…あわわ。

    とにかく人の名前が多い。土地名も城も多い。読み飛ばしてしまってるところが多いのが、否めない。

  • 武田信玄・上杉謙信滅亡後の信長、秀吉、家康の時代がよく分かります。

  • 本能寺の変〜上田攻め前まで。信長の死によって混乱が舞い戻ってきた日本で、徳川・北条・上杉と対抗するべく、昌幸は上田城築城を決意した。少年だった源二郎幸村の成長が面白くもあり、どこか寂しくもある感じです。

  • 佐平次になりかわり隊

  • 時代の方は本能寺のあたり。登場人物がそれぞれ少し成長してるなぁという印象。
    佐平次のへたれが若干改正されたようなそうじゃないような…(笑)そして幸村は意外とツンデレ。
    そしてあれよあれよとくのいちに貞操を取られる幸村…。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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