- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101156408
感想・レビュー・書評
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秀吉の死後、スッキリとしない状況が続いていて読むペースも落ちていたけど、さすがに関ヶ原の決戦が始まるとどんどん先に進めた。たくさん登場人物がいても、それぞれの性格が言動に表れていて違いが面白い。個人的なお気に入りの大谷吉継の退場が(分かっていても)悲しい。
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遂に関ヶ原。第二の主役とも言える「草の者」にも乾坤一擲の一戦になります。作者の武将評価がはっきり書かれていて、なんとなく印象に残ります。世間ほど、直江兼続は評価しないそうです。
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石田三成がタカビーで優柔不断の残念な人となっている。
展開はみんなが知っている史実通り。
真田の草が大勢死にます((ノД`)・゜・。 -
真田家が東西に分かれて、臨んだ関ヶ原の戦い。
どちらが勝っても真田家は生き残る。
西軍側の愚ばかりが浮かび上がり、家康の優れた部分がクローズアップされる。
敗れた真田本家は、高野山に封じ込められてしまう。
ここから、昌幸、幸村父子がどうなってしまうのか、次巻からが楽しみである。 -
石田三成が関ケ原の合戦後に処刑されたということを、恥ずかしながら初めて知った。大坂の陣まで生きていたのかと思ってた。思い込みというのはおそろしい。
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いよいよ関ケ原。
この小説が書かれたのは40年以上前なので、
今日では関ケ原の戦いも研究が進み、
「西軍は裏切りが無くても勝ち目が無かった」
「石田三成は西軍の主導的立場ではなく、
徳川家康と敵対関係でもなかったが、
貧乏くじを引いてしまった気の毒な人」
(腹が痛くなってきた)
という説が有力になっているらしいが、
小説なので史実よりロマンの方が大事である。
白湯を飲めて良かったね治部様。 -
関ヶ原から昌幸・幸村が九度山へ流される直前まで。
史実は不明であるが、表の戦いと裏の戦い(忍び)が同時進行で描かれているのが面白い。
石田三成は、政治家・事務方としては優れているが、軍人としてはまるっきし無能といっても良いような描かれ方をしている。
石田三成に対する池波の人物評なのだろう。 -
【読了メモ】あ、あ…三成ぃ…。