- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101165615
感想・レビュー・書評
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卒業を目前に控えた日、
空気のように地味に過ごしてきた
中年女性教師・亜矢子は思いもよらない行動に出る。
自分の受け持つ生徒29人を人質に
教室を占拠し立て籠もったのだ。
躊躇も無く次々と殺されていく生徒たち。
用意周到に練られた計画に
警察の精鋭部隊すら簡単には手を出せない。
警察・保護者の弱いところを突き
嘲笑うかのように過ぎていく時間。
亜矢子の狙いどおりに事は進んでいく…。
とにかく人がもの凄くいっぱい死にます。
ただ、
桁外れに極悪非道な行為を繰り返していた
殺されていく生徒たちよりも
冷酷に生徒たちを殺していく亜矢子の方に
感情移入しちゃうというか…。
まあ、フィクションであるからこそ、的な。
ここまで極悪な高校生はいないでしょ。
…いないよね、まさか。
賛否真っ二つになりそうな作品。
個人的にはかなり面白かった、に一票。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
湊かなえ「告白」の劇場版が話題になった時に思い出した本(「告白」はまだ読んでません)。
文章荒削りだけど、テンポよく読めた本。とんでもな設定や、復讐の是非はともかくエンターテイメント(?)として、面白い本でした。読後感はよくありませんが。
告白見た人はこちらも。。。。と書こうとしたら、もう絶版なんですね。ずいぶん早い。。。。
ただし、Amazonで大量に古本あるので、興味がある方はぜひ。中古の金額分の価値はあります。
**あらすじ(AMAZONより)
卒業式を翌日に控えた高校で、突如として発生した学校ジャック事件。武器を手に、生徒を人質にとったのは、普段は目立たない中年女性教諭だった。彼女の周到に練られた計画と驚くべき戦闘力は、対峙した警視庁捜査第1課の精鋭「特警班」さえをも翻弄する。焦燥し、混乱する警察、保護者を前に、一人また一人と犠牲者が…。第一回ホラーサスペンス大賞を受賞した衝撃の問題作。 -
なんかドキドキするのだけど
あれあれ?っていろんな人の動きが分からなくなったり、誰が誰だか分らなくなったり…
こんなに悪い奴ばっかりの学校もないだろって思うような…でも、未成年の犯罪について、もしこんな人たちがいたらどうする?って考えてしまう部分も少なからずあるとは思う -
うーん、おそらく7回目か8回目くらいの再読です。
定期的に読み返したくなる小説です。
たぶん、スティーブン・キングの「ハイスクール・パニック」にインスパイアされたんじゃないかなと感じます。
いろいろな女優さんのバージョンで映像を想像しながら読むと、いっそう楽しめます。
オススメ度 ☆☆☆☆★ 4.5 です。 -
1クラス30人近くの全ての人間が何らかの犯罪を犯しているという状況がすごい。そんな極悪な彼らを冷静、冷酷に殺してゆき、しかも警察までも翻弄する主人公には爽快感すら憶えてしまう。…例え動機が立派なものであり、被害者が悪であろうとも殺人は犯罪なんだけれど…。
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100113(n 100208)
100403(s 100812)
101223(n) -
友人に借りて読む。
不良たちで荒れ放題な高校に勤務する、女性教師が、卒業式前日に生徒を人質に立てこもった。
生徒たちが次々殺害されていくなかで、彼女の真の目的が次第に明らかに・・・
何も考えずに読んでたから、後半で軽くびっくりしたが、後で考えると、
ありがちと言えば、ありがちだな・・
グロさなんかで言えば、乙一のほうが断然上だし、ホラーと言うほどホラーではないかも。
・・・しかし、ある意味、ものすごいストレス解消になるのは、自分一人ではないはず!?
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27/100
00年 第一回ホラーサスペンス大賞受賞作。
こちらの賞は05年で終了してます。
ホラー性およびサスペンス性に富んだ長編小説とする公募新人文学賞なんですって、
これ、解説でもちょっとふれていましたが、「バトルロワイヤル」っぽいかな。
おばさん教師が担任のクラスをジャック(占拠)するんですねー
最後は皆殺し、お話はちゃんとつじつまが合いますし。
で、あーすっきりしたーのか?
それはちょっと無理っぽ。
おばちゃん教師の戦闘力が半端じゃない、なぜ?
最後にちゃんとその理由もわかるんですけど・・
合わせて、担当してるクラスの悪さ加減も半端じゃないんですねー
どちらも、現実味が・・フィクションなんでいいですけど(笑 -
2007年読了。
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単純に面白かったー!!
ちょっと考えればつっこみどころも満載なんだろうけど
考えるより先に読んでた。
「おおっ!そう来たかっ!」って
驚かせてくれるシーンもあって
久しぶりの一気読み。