- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181653
感想・レビュー・書評
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本屋に平積みされてるいわゆる「成功本」をいろいろと読み漁るにつれて、「成功って何?」とわからなくなり、原点にかえって歴史について、しかも歴史上の人物を中心に学んでみようと思ったのがきっかけです。
これまでの人生、私はあまりにも歴史を軽視しすぎてました(笑)
新しいことばかりを追いかけて、先端を行くことばかり考えてました。
今ももちろんそうなんですけれど・・・。
成功本って、楽してお金をもうけるとか、そういうことが究極の目的みたいな感じなんですけど(いや、ちょっと極論ですが^^)、楽してお金をもうけてそれで本当に私は満足なんだろうか?と問うてみて、あんまり満足感を得られそうにないなあと感じたのです。
小さいお城(会社)を持てば満足?
お金をがっつり稼げば満足?
それでいて暇をたっぷり得られたら満足?
この迷いがあるうちは、一歩が踏み出せないんですよね^^
何世代にも渡る偉人について学びながら、少し後ろに下がって自分の人生、そして息子達の人生を考えてみたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アウグストゥスは優秀。しかし、血縁には、あまり人材がいないようだ
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2004/12/24読了。
―女の感性とて馬鹿にしたものではなく、女とは、権力にも美貌にもそうは簡単には騙されないものなのだ。 -
アウグストゥス45歳から57歳にかけての平和ローマ帝国の統治の様子である。
少子対策、区画整理、軍縮など様々な改革を着実に実行する優れた政治家という印象だ。
ただ、ゲルマン民族の制覇を目指す過程で、アグリッパ、マエケナス、およびドゥルーススの死が次々と重なり、ティベリウスも離反してしまうという試練の時期を迎えることになる。
人間を『死すべき者』と呼ぶ、非宗教的、非哲学的なローマ人の死生観についての記述が興味深かった。