- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101183145
感想・レビュー・書評
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海馬と扁桃体の関係が興味深かったです。
海馬は情報の要不要を判断するところ。
扁桃体は快不快を判断するところ。
海馬と扁桃体は近くにあるので、扁桃体の判断が、海馬に影響を与えること。
脳の可塑性。
身の危険や恐怖は、脳に刻まれること。
それは本来生命を守るために行われること。
トラウマとの関連。
感情はぜんぶ過去の記憶から生まれること。
記憶は存在の安堵感を生み出す土壌。
心地よく安心な記憶がその人を支える土壌になるのかなと思いました。
読みやすく、興味深い一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中で面白くなくなってやめた。 池谷さんオンリーが好きなのかも。
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この手の対談として適切なのか疑問なのだが、聞き手の糸井重里が対話をリードしていて、専門家の池谷裕二がなんとなく糸井に同調していくというスタイルで、少し読みにくい(「わかりやすいように⚪️⚪️を〜に例えて考えると…」って糸井が勝手に例えるせいで本質を見失っていないか非常に心配になる)。
本当に池谷はこの部分を強調したいのか、糸井によるミスリードではないのか、という不安が最後まで尽きない。
ただ、興味深い内容もあって、特に対談を通してキーワードとなっている「可塑性」は面白い概念だと感じた。 -
これ読んでないと人生損してると思う。
友だちにプレゼントして配りたいくらいだ。
けっこう昔に出ている本だなんて思えないくらい今でも目から鱗な内容もいっぱい。
これを読む前と後では、世界を見る見方が変わったと思う。おおげさでなく。 -
糸井重里と科学者の組み合わせの本は良いなあ。でもこの本は、ちょっと糸井さんの我田引水が多い印象。判りやすさを出すための例という感じで、悪くはないのだけど。
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糸井重里と池谷裕二との対談
池谷裕二は相当リスクをとった発言をしているなぁという印象。
脳神経でわかっていることは大体この辺というのがわかる。
自分ならもう少し専門性の高い本を読みたいと感じるレベル。
入門書としては良いのでは。
池谷裕二の人柄、人生観なども理解できる(理解したところでなんなんだという気はする)。
自分の精神医学的知見の古さを刷新させるために読んだ本。
まぁ、たぶん、この分野なら、医学部より、理学部生物学科とか、薬学部とかの方が強いでしょう。
扱う内容の技術・専門性が高度で医学部(特に臨床を学ぶ学部として)にフィットしていないのだと感じる。 -
脳は疲れない
脳はモノとモノを結びつける
脳は刺激がないと耐えられない
脳は都合が良いように働く=脳は嘘をつく
人間が整理できる記憶は7つまで=マジックナンバー7
脳を使い尽くす
読了後から、思考の回路を少しでずらしたり、わざと遠回りすることを意識している。
頭の中を、スープをゆっくりかき混ぜるようなイメージ。意外に楽しい。 -
可そ性 脳は変化したものを変化したままにしておく
日常生活においていかに新しい視点を加えるか