- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101187020
感想・レビュー・書評
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作者が自由に筆を走らせた4篇の短編集。ユーモアや発想が当時の作家としての充実を感じさせ、面白かった。
一見大衆文学の軽さだが、作品の主題は意外な程輪郭がしっかりあり純文の雰囲気を兼ねた両義性が魅力の作家かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで読んで来た作家とは異なる、新しいタイプ。
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面白い。文章が非常に良いね。ただ、短編小説なので面白い話と微妙な話があるため★4で。
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短編集。「聖アカヒト伝」がとっても、グルグルする。「ドンナ・アンナ」は、こんなに女の(性、とかそういう)事を理解している人がいるのか、と驚嘆。さすが 島田雅彦。
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島田雅彦氏の作品に今まで関心をもっていない人こそ、これを読んでみては。
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この人面白いんだけど、実験しすぎな気がする。まあまずは長編読めよって自分に言いたいけど。でも、思うにたぶん島田雅彦は自分の物語(ベース)がないんだと思う。そしてそういう作家は実験と作為で物語を作るしかない。僕は書かずにいられない何かが読みたいと思う。この差について考えるきっかけにはなった(たとえば阿部和重も書かなきゃいけない自分の物語がないように思う)。