ドンナ・アンナ (新潮文庫 し 29-2)

著者 :
  • 新潮社 (1990年10月1日発売)
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感想 : 22
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この人面白いんだけど、実験しすぎな気がする。まあまずは長編読めよって自分に言いたいけど。でも、思うにたぶん島田雅彦は自分の物語(ベース)がないんだと思う。そしてそういう作家は実験と作為で物語を作るしかない。僕は書かずにいられない何かが読みたいと思う。この差について考えるきっかけにはなった(たとえば阿部和重も書かなきゃいけない自分の物語がないように思う)。

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感想投稿日 : 2005年10月10日
本棚登録日 : 2005年10月10日

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