- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101191225
作品紹介・あらすじ
金と力のある男の欲望を受け止めてやるのは、若く美しい女の義務なのだ。私はそれに忠実だっただけ-。「地上げの帝王」と呼ばれた不動産会社社長の愛人を経て、女優を妻に持つ有名レストランの御曹司を虜にし、狂乱のバブル期の伝説となった女性、アッコ。彼女は本当に「魔性の女」だったのか。時代を大胆に謳歌し、また時代に翻弄された女性を描く、煌びやかで蠱惑的な恋愛長編。
感想・レビュー・書評
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2012/11/14読了。バブル時代に魔性の女と呼ばれた、実在する女性をモデルに書かれた話です。
実名で登場する歌手や芸能人もいて、バブルの時代ってあまりよく知らなかったんだけど、こういうことだったのかと色々勉強にもなり楽しめる一冊。
バブル時代ってこの小説を読む限り、ほんとに今と全然違う。羨ましくもあり、恐ろしくもありです。若くて美しい女性は何でも手に入ったけど、若くても美しくないと全然待遇が違うんだもんね。
バブル時代は子供だったんだけど、田舎だからか全然バブル的な記憶がない…。スキー場にも行っていたけど今とは比べ物にならないくらい混んでいたのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バブル懐古。
バブルに憧れて育った世代なので、あっこちゃんの住む世界が羨ましいやら懐かしいやら...。実在の人物が登場するため、週刊誌を読むような感覚もあり面白かった。林真理子って読むのはじめてだけど、この内容の浅さは狙いなのでしょうか。読み終わった後に胸に何も残らない、まさに儚い泡のように消えて行く物語。
は〜もっと早くうまれたかった。 -
NHKBSのドラマを見て。
アッコちゃん?誰?小綺麗なおば様、と言う印象。
バブルってほんとに日本が元気だった時代なんだな、と。
チャイナマネーの前にジャパンマネーがあったとは!
アッコちゃん、どこか哀しく見えてしまうのは作者の力?
自分の行動への言い訳が必死でいじらしい。
彼女の地に足が着いてないあたりがバブルなんだろうなー。 -
純粋にエンタテインメントとして楽しく読める。深読みの必要もなくテンポの良い展開にページが先に進む。主人公の活躍した時代と同年代の人間(私もその1人)にとっては正にそのような時代であったと感慨深く、捉えようによっては深刻なテーマにもある種の諦めや傍観者的な視点が入り深刻化されずに心地よい。リラックスして懐かしい思いにも浸れる一冊。
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5月に東京ブラックホールをみて以来気になっていた作品。
バブルは少しだけ齧りましたが凄い時代でした。 -
読了日2010/02
バブル期、私は小学生から中学生くらい。世の中が好景気だなんて全く分からない。
アッシーメッシーワンレンボディコン・・・言葉はもちろん知っているけど、全く現実味はなし。
実在する人物の実話をもとに書かれた本なので、日本にこんな時代があったんだなぁ~と歴史の本を読んでる感じです(笑)
私たちの時代や今の若い人とは180度違う青春。
毎日毎日、夜の街へ繰り出し、ディスコで踊り狂って、サラリーマンの数カ月分の月給のワインを一気飲みな時代より、私は、今の時代のほうが好きだな♪(景気は良くなって欲しいけど) -
そんなわけないじゃんwwwって思いながら読み終えて、調べてみたら実在した人????驚き。
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読みやすい!エンタメ要素盛りだくさん。
アッコちゃんは実在する女性だったというのはびっくりしたけど、私も過去に1人、このようなタイプの女性に会ったことがあるので、彼女と重ねてみると、何となく彼女たちの心が分かるような気がした。私も彼女たちの仲間になれる位の美しさを持って生まれていたらどうしていただろう?ただなどと、どうでもいい妄想も浮かんだりした。
林真理子らしい1冊で面白かった。 -
バブルってこんな感じだったんだ、と知れる小説
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ザ•バブル!